いまから15年ほど前に、ゴルフトゥデイをやめてフリーになった私でしたが、

その後のあてもなく、これからどうやって食べていこうかと、半ば露頭に迷っていたのです。


実は本の出版が決まっていたのですが、

ちょっと事情があって、その出版を自分でとりやめてしまいました。


当時娘がまだ乳飲み子でしたから、 文字通り、ミルク代を稼がなければいけなかったのですが、

それまでの忙しさの反動から、しばらく何も手につかないという、モラトリアム状態。


自分の文章が下手だということも自覚していたので、


とにかく文章に磨きをかけなくてはならないと、家にこもって習作を書いたりしていましたね。





まあ、はっきりいって、プチ引きこもりだったわけです。





そんなときに、声をかけてくれたのが深堀圭一郎プロでした。



当時のゴルフトゥデイには「プロファイル」というドキュメンタリーのページがあったのですが、

依頼を受けた深堀プロが私に書いてもらいたい、と編集者に言ってくれたのです。





それを知ったときはうれしかったですね。




自分はこのまま沈んでいってしまうのではないかという不安の中に差し込んだ、一筋の光でした。



必死に書きました。


そういう心意気を持っている深堀プロの良さを読者に伝えたい、という想いとともに。




だからいまでも、私が人について書くときは、その人の良さが伝わるよう、全力を尽くします。





そしてもうひとり、私を救ってくれたのが、


先に独立していたフリーライターの山田誠さん。



プチ引きこもりになって3か月後ぐらいだったでしょうか、


「小林さん、最近何してるんですか?」



と連絡をくれたときは嬉しかったなあ。



山田さんがそのとき紹介してくれた週刊パーゴルフの仕事がきっかけで、ポツポツと仕事が来るようになり、私は自殺しなくて済みました。





大げさかもしれないけど、そのときの気持ちをリアルには思い出せないけど、


当時の私はそこまで追い込まれていたような気がします。








だから、お返しをしなくちゃいけないと思いますよね。