”訃報”相次ぐ! 昨日,時を同じくして日・米のマット界で一時代を彩った二人がこの世を去った…。 | 茨城清志の "新"INVITATION TO W★ING
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今日から早くもGW(ゴールデンウィーク)に入るところが多いみたいです。が,25日の土曜から11連休なんていったところも…。

ここのところ汗ばむ様な”夏日”が続いていますが,寒い冬が長かっただけに「暑い,暑い」と,文句ばかりを言ってられませんね。(笑)


昨日は二つの訃報が入ってきました。亡くなった二人は共に私も関わりを持つ,思いでの多いレスラーなんです。一人は「AWAの帝王」の名をほしいままにしたバーン・ガニア氏。享年89歳。

ガニアは,私がこの世界に入る前からの…節目のポイントで思い出されます。初来日の1970年2月には羽田空港に色紙を持ってサインをもらい,その直後に私はベースボール・マガジン社に入社。『プロレス&ボクシング』の記者に。

人生初の北海道への出張は,札幌でストロング小林がガニアに挑んだAWA世界戦でした。更に『プロボク』を辞めて,最初にアメリカに住み着いたのが,ガニアの住むミネアポリスだったのです。

公私に渡って大変お世話になりました。トップ・レスラーの『家庭訪問シリーズ』の”第1弾”がガニアでした。日本では想像出来ない広大な土地に建つ豪邸。敷地内には牧場やテニス・コート,更に何と湖まであって驚きでしたね。

様々なレスラーの家庭訪問をしたが,文字通り「帝王」の名に相応しい栄光がそこにありました。数年前にアルツハイマーを患い,施設に入った事が伝えられたりしましたが…言葉もありません。

もう1人は阿修羅・原こと原進さん。ラグビー界から鳴り物入りで《国際プロレス》へ。寺西 勇とのデビュー戦後にカルガリーに。1978年の夏…ここで私は原さんと初めて会って大剛邸で生活を共にした訳ですが…懐かしい思い出です。

カルガリーでは直ぐに英連邦ジュニア・ヘビー級タイトルを奪取! 日本でもWWUジュニア王座を獲得。天龍との「龍原砲」は原さんを語る上で,絶対に欠かす事など出来ません。

同じ九州に住むマイティ井上さんに電話したら既に,2人の訃報を知っていました。原さんの死因は肺炎だとか。かつての”盟友”天龍の引退を前に,68歳の若さで亡くなった事が惜しまれます。お二人の死を心からお悔やみ申し上げます。


※写真はバーン・ガニア(上)と阿修羅・原