ある問いへの答え その2 by ウィングパパ | ディアのハッピー犬ライフ & ウィングのシニア犬ライフ

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2歳目前に新しい家族になった
ディアの日々と
18歳3ヶ月で虹の翼をもらって虹の橋へ行った
ウエスティ ウィングの思い出

妻(ウィングのママ)は、かねてよりペットロスに心を寄せ、友達やマンションのペットが亡くなると、「虹の橋」の詩をカードにして花に添えていた。


しかし、その妻がウィングを失う日が来た日に、誰が妻に、「虹の橋のカード」を贈るのだろう?

私はこの「問い」を虚ろに考えていた。

私が妻に贈るのも変だ。私もウィングを失った本人だから。

 

この「問い」への答えは、あまりにも美しく、印象深く、不思議な形で出現した。

 

2014年2月20日。
妻は、ウィングを何度も心肺蘇生をしながら、腕の中で見送った。

私は厳しい仕事への対応で、死に目には会えなかった。

両親がやってきて、妻を手伝って、ウィングの亡きがらを洗い、生きているかのように美しくしてくれた。

その日のうちに、妻は葬儀の手続きをすべて整えた。

葬儀(火葬)は、二日後の2月22日と決まった。

 妻はその二日間、ウィングの下に保冷剤を置き、ウィングを安置した部屋のエアコンを切って、気温12℃の部屋に寝袋で添い寝をした。人間の子どもの母親にはならなかったけれど、最後まで「ウィングのママ」だった。

 

そして葬儀の日、2月22日の朝8時、妻が私の部屋のドアを叩いた。

「見て!」 

ウイングの安置してある場所の毛布にサンキャッチャーの虹が映っている。

 





東向きのマンション11階にある我が家には、球形と涙滴型の二つの「サンキャッチャー」が吊るしてある。


私は、朝日を透過して分光した虹が部屋中に広がるのを楽しんでいる。

マンション11階、東向きのマンションである我が家の朝のサイエンス・エンターテイメントであり、また「風水」としても良さそうなので、そうしていた。






「風水」はある程度言えることだと思っていた私は、「ウィングの水飲み場は東」にするなど、ウィングの長生きにつながりそうなことは何でもやっていた。

私はサイエンスが一つの生業なので、プリズムの原理でクリスタルを透過した朝日が「赤橙黄緑青藍紫」に分光してたくさんの小さな虹を作り、太陽の動きに沿って部屋を動いていくのを楽しんでいた。
光と虹の原理を解明したニュートンに敬意を払いながら。



そういう意味では、部屋の中に小さな虹が点在することは、晴れた日の朝の我が家には物理的に普通の光景であり、「奇蹟」でもなんでもない。


 
しかし、虹が映っている毛布をめくったとき、そこにある光景は 奇蹟だった。





 

深い悲しみの中にあった私たちだったが、この光景を見た瞬間
妻は、「すご~い!ウィング!」「よかったね!よかったね!」」と、
歓喜の涙でいっぱいになった。

ペットを亡くした人のケアに「虹の橋のカード」を贈り続けた妻に、
これは天からの?ウィングからの?最高のプレゼントだった。

私も、涙があふれた。

「ウィング、最後の、最後まで親孝行だったね!」



 そこで、次の「問い」も浮かんでくる。

 ウィングの「虹の翼」は何のための翼か?

1 私たちからあの世「虹の橋のたもと」に去り行くための翼

2 私たちと、常にいっしょにいて、わたしたちを守り続けるための翼

さて、この答えはいずれなのか?


With Wing Forever


その3に続く

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