政府は2日、ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土の国後島を訪問したことに対し、河野雅治・駐ロシア大使を一時帰国させることを決めた。 前原外相が同日の記者会見で「ロシアの事情を聞くため」として発表した。帰国期間は未定で、事実上の対抗措置として抗議の意思を示す狙いもあるとみられる。河野大使は3日午後にも帰国し、菅首相や外相らに訪問の経過などを報告する予定だ。  菅首相は2日午前、首相官邸で仙谷官房長官、外相らと対応を協議し、河野大使の一時帰国を指示した。首相は同日夜、首相官邸で記者団に、一時帰国から大使の召還に移行するなどのより強硬な措置を取るかどうか問われ、「まずは話を聞きたいということだから、一時帰国だ」と述べ、ロシア側の反応を見極める考えを示した。