鹿児島市で昨年6月、高齢夫婦が殺害された事件で、強盗殺人罪などに問われた同市三和町、無職白浜政広被告(71)の裁判員裁判の初公判が2日、鹿児島地裁(平島正道裁判長)で始まった。 白浜被告は罪状認否で「私は事件現場に一度たりとも行ったことはない。絶対にやっていません」と述べ、無罪を主張。複数が殺害された強盗殺人事件の裁判員裁判では初の否認事件となった。 強盗殺人罪の法定刑は死刑または無期懲役。被害者が複数であることから、死刑求刑の可能性がある。今回選任された裁判員は男性4人、女性2人。1日の選任手続きから12月10日の判決までの日数は40日間で、これまでの裁判員裁判で最長となる。 検察側は冒頭陳述で、「タンス付近からは被告と一致する指紋、DNA型が一致する細胞片が侵入した窓の網戸から見つかった」と説明。犯行動機については、「パチンコや飲み代で年金を使い切り、金に困っていた」と述べた。