強姦(ごうかん)事件の被害者であることを実名で公表、読売新聞の連載「性暴力を問う」にも登場した小林美佳さん(35)(東京都)が「性犯罪被害とたたかうということ」を出版した。 性犯罪の裁判員裁判の傍聴記や、小林さんが開設するホームページを通じてつながった性被害者との交流などをつづり、「本を通して性暴力は身近な問題だと気づいてほしい」と話している。 著書では、小林さんに声を寄せた2994人(女性2850人、男性144人)の被害状況を分析。全体の58%が被害について「誰にも話していない」とし、警察などに届けていない人も85%を占めた。こうした現状に、小林さんは「被害を打ち明けやすい社会を作ってほしい」と訴えている。