1月15日ばさら邸での夕食時間は、チェックイン時に17時30分に予約した。その時間が迫って部屋を出ようと窓越しに英虞湾を見ると、ちょうど日の入り時刻で、美しい夕日を見て本館の食事場所に向かった。



食事処のダイニング「さかなへん」に行くと、スタッフさんに出迎えられて、中庭を臨む落ち着いた雰囲気の個室に案内された。



テーブルにはナプキンと新春お献立がセットされて、席に着くと私には日本酒ベースの食前酒と最初の料理が運ばれて、懐石料理がスタートした。


​夕食

 桃取牡蠣羽二重蒸し

  金時餡 霞柚子


      皿   福良鮑

   共地ジュレ 黒豆

  寒鯖鮨と紅白蕪

  胡桃豆腐と菜種


  ​ 寒の地蛤潮仕立て

   蓮根餅 蕗 木の芽 梅麩


  本日の志摩沖の品


 伊賀牛ばさら風肉じゃが

  じゃが芋 苫と 人参

五ヶ所蜜柑チップ


料理長からのサービスの一品

貝の酢味噌和え


 伊勢海老しゃぶ

 答志島若芽

     巻白菜 白葱 柚子

     紅芯大根 クレソン





 祝い鯛ご飯


​香 大女将のお漬物



水物  苺ミルク 煮金柑

 ばさら邸のある志摩の海の新鮮な海鮮や、志摩野菜等の地産食材を使った創作懐石料理の数々は、とても美味しかった。特に一番印象に残った料理はばさら風肉じゃがで、和洋折衷の創意工夫の肉じゃがの美味しさに驚かされた。


​朝食



翌日の朝食は予約時間の8時に、夕食と同じダイニング「さかなへん」に向かった。部屋は夕食とは違う入口に近い個室に案内された。



朝食は和食と洋食と選択できるが、2人とも和食をチョイス。お目覚めのジュースを飲みながら、朝食が配膳されるのを待った。


ばさら邸のご飯は、ばさら邸専用の田んぼで作られる無農薬栽培米のばさら米で、朝食ではお粥とご飯と両方提供された。


干物は志摩市大王町波切産にて、旨みが凝縮されとても食欲がそそられた。


野菜も地元の志摩野菜、出汁巻き玉子は伊勢地鶏が使用され、すっきりした味わいで美味しかった。


ばさら邸の食事は夕食も朝食も地元産の食材を使い、上品な味付けと盛り付けでとても満足度が高く、また季節を変えてリピートしようと思った。

(続く)