ワインって難しいから卒業しましょう
ここでは、ワインがはじめての方向けに、入門編の知識をお伝えしていきます。細かいうんちくは、あえて書きません。
あなたが「ワインのある生活」を楽しめるように。


今回は、ワインの色による分類についてお話します。
皆さん、お料理やその日の気分によって赤ワインや白ワインの飲み分けをしていると思いますが、造り方まではあまり気にしないのではないでしょうか。
ワインの色は、どこで決まる?そうです。ぶどうの色です。
赤ワインは黒(紫色)ぶどうから造ります。
まず、収穫したら茎を外します。これをしないとワインにえぐ味が出ます。
赤ワインの場合は、皮と種を一緒にタンクや樽にいれて、発酵させます。すると、皮や種から、渋みの成分であるタンニンや色素が抽出されます。これは、赤ワインの骨格を決める重要なポイントでもあります。
液体に程よく色と渋みがついたら、種と皮は分離し、ジュースだけを取り出します。
赤白ロゼに共通に言えることですが、この時きつく絞ってしまうと、えぐ味や雑味など、好ましくない要素も一緒に絞ることになるので、優しく絞ります。
その後、熟成。熟成させることにより、味わいのとがった部分が、だんだんと落ち着いて、まろやかなワイン本来の味わいへと変化していきます。熟成が終わったワインは瓶詰めされ、横に寝かされ更に、瓶の中でゆっくりと熟成していきます。
ロゼワインの工程は、途中までは赤ワインと同じです。
皮と種を一緒に発酵させ、きれいなピンク色になったところで、種と皮をジュースから取り除きます。その後、ジュースだけを発酵させます。ロゼワインの造り方は、いくつかありますが、基本はこの方法が多く使われます。
赤ワインと白ワインを混ぜればいいんじゃない?と思う方もいるかもしれませんが、ヨーロッパのワイン法では例外(シャンパン)を除いては認められていません。
さて、最後に白ワイン。
白ワインの味わいは繊細で、特に若いワインはフルーティさが持ち味ですから、収穫したら、茎を外し、優しく絞って、種、皮を分離します。そして、発酵。
辛口のものは、糖分を完全に発酵させ、アルコール、二酸化炭素、香味成分に分解します。甘口のものは、発酵を途中で止め、液体に糖分を残します。その後、熟成されます。
フルーティなワインを造る場合は、樽で熟成するより、タンクを使用した方がワインになった時に、持ち味を発揮できるので、タンクで熟成されることが多いです。
アメリカにジンファンデルという、皮の色の濃い黒ブドウがあります。巨峰などをみればわかるように、黒ブドウでも中の果肉は白いですよね。
そこで、ジンファンデルで白ワインを造ろうとした人が、ジンファンデルを白ワインを造る要領で、やさーしく絞ってジュースにしたところ、あまりに皮の色素が濃くて、ピンク色になってしまったそうです。
そのジュースから造ったワインは、とても可愛らしい色合いのワインで、そのピンク色のワインは「ホワイトジンファンデル」という名前がつきました。
アメリカではブラッシュワインと呼ばれ、人気があったワインです。
ブラッシュとは、ほお紅のこと。
優しい甘みのそのワインは、キリッと冷やしてテラスや公園で飲むのがおすすめです。
女子のおしゃべりのお供には、ピッタリのワインかも


ジンファンデルです。
こんな黒いブドウから、 こんなかわいい色のワイ ンができるって、ちょっ と意外。。

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