中頓別町でワイン用ブドウの栽培が2017年度から、町の事業として行われています。

おそらく日本最北端のブドウ栽培であり、水稲も果樹も栽培できない土地での選択は山幸や清舞といった十勝開発品種。

それでも今日までの苦労は想像以上の壮絶なものと事前に資料を読んで驚きました。


今回、初めて収穫されて試験醸造されたワインの評価も含めて町のみなさまを対象としたワインセミナーが開催されることになりました。


小樽を8時半に出て中頓別町に到着したのは予定通りの14時。会場に到着すると、車のなかで話題になった「なかとん牛乳」をいただきました。


「ブドウ栽培の意義とワインを活用した地域の活性化について」というタイトルで15時より60分の講演からスタートです。


今回同行してくれたのは札幌でワインとチーズフォンデュのお店「円山別邸」を営むオーナーソムリエの田中栄治さん。写真も撮ってくださりありがとうございます!


とても大きな会場で、、、


参加者もさまざまな立場の方々。60人くらいとのことで関心の高さを感じました。


講演会のあと私は少し休憩をいただき、その間に会場は試飲会にセット変え。


2023年の中頓別町産ブドウを用いて試験醸造されたワイン、それと比較のために私がセレクトした十勝ワインの山幸2021、そして山幸のロゼ仕込みとツヴァイゲルトレーベのブランドによるハピオのPB商品である「ハピワイン」をテイスティング。


NHKニュース北海道の取材もありました。


これはあえてプラスチックの容器を2種類用意して、国際規格テイスティンググラスとの香りや味わい、イメージの違いを体験してもらうところからのスタートです。


参加、体験型とすることで「ワインは楽しい」、「面白い」と思ってもらうことも狙いです。


NHKニュースでも、おいしいとのコメントがあり、


中頓別町長ならびにご来賓の宗谷総合振興局長をはじめとする60人の参加者が証人となりますが、私のコメントは、

色合いも濃く、酸もまろやか、試験醸造なので貯酒が大変だったことや複数品種の収穫時期が異なるものを一時に運んで混醸することの大変さを指摘しました。

今後に期待したいと何度も丁寧に取材に応え、コメントを話してきたのですが、、、


翌朝のNHKニュースを見てびっくり。

酸味強く、色薄い。今後改善へ

全然違いますね。私のコメントではなく、あらかじめ局で用意されていたコメントに差し替えられたのかなと。テレビあるあるですが…。

今日は圃場を案内してもらい、夕方に札幌経由で小樽に戻ります。また中頓別町にゆっくり来たいと思います!