8か月にわたる休講を経て10月10日に「みんなで楽しむワイン教室+α」として復活した講座。
受講生全員が戻ってきてくれて、こんなに嬉しいことはありません。これまでの経緯と想い、新しいやり方をblogにまとめておきたいと思います。
 
 
2月の講座を最後に休講してからの記録をまとめました。振り返ると本当に長かったなーという実感です…
 

 

2月27日から全講座休講となっていた道新文化センター。北海道の緊張事態宣言が解除されて4月からは一部が再開。でも、飲食を伴う講座はまだダメでした…
 
4月第1週から新型コロナ第二波が猛威を振るい、4月中旬から全国の緊急事態宣言が発令されてセンター自体も全面休業に…
 
 6月からの再開当初も飲食を伴う講座はまだとの話でしたが、なんとか7月からの再開を決定して笑顔で記念写真!
 
 その当日に小樽市の「昼カラ」クラスターのニュースが飛び込んできました…。
 
 
このニュースは全国で繰り返し流され、小樽運河からは再び人が消える状況が続きました。
私どもも6月20日からワインセンターの営業を復活させた直後でしたし、ワイン講座の復活はFacebookで告知して凄く反響をいたくなど喜んでいた矢先に地獄に突き落とされた気分。このときのショックや茫然自失したことは強烈な思い出です。
 
 
「昼カラ」クラスターの小樽での衝撃と影響はものすごく、7月から再開するはずだったワイン講座も凍結…
手も足も出ない空虚な夏を過ごし、8月末にまったく新しい方法を考えることにして事務局と合意できたのが下のやり方です。
 
せっかく小樽でもっとも受講生が多い講座へと成長したことを大切に、定員を絞らずに2つの教室で行うことにしました。
 
 
zoomも使って2つの教室を中継するほか、講師が双方の教室に顔を出すというアイディアです。
 
 スクール形式や飛沫感染防止シートの設置は必須。以前の講座で22名の受講生と使用していたB教室は8名しか入れなくなりましたが仕方ありません。
こうした書類を受講生のみなさまに事務局から郵送してもらい、直前には私も動画メッセージをFacebookとYouTubeにアップ。
 
A教室に私がいて、B教室に沼田がいるというやり方。道新文化センターでも初めてという取り組みで本社の協力もいただいて設備や環境も整えていただきました。
 
https://youtu.be/5ndRYEIQG9o

 

 

このブログタイトル、前回の「そばにいるね」、そして今回の「ここにいるよ」はアンサーソングで、受講生や関係者への想いやメッセージとしても自分で聴き続けてきたものです。
8か月は長かったですが、ようやく講座の再開です!
 

 新しい講座は北海道のワインがテーマ。私の共著である『北海道のワイナリー』を教本に、私どもの各ワイナリーとの関係性を活かした深い内容を心掛けています。
こんな時だからこそ、身近な地域の良さをしっかりと見直し、そこに行ってみたくなる講座を目指し、初回には十勝ワインと十勝のフロンティアスピリッツを講義の軸にしました。

 

依田勉三の帯広開拓と「ひとつ鍋」の壮絶な苦労。晩成社のこととマルセイバターサンドのパッケージの由来などを十勝出身である沼田に紹介してもらってから、同様に壮絶なスタートから始まった十勝ワインの話をしました。
そしてワイナリーの栽培と醸造の特徴を紹介、地域とワイナリーの関係や十勝ならではの文化に触れてから、3種類のワインテイスティングと簡単なペアリング体験。
さらにワインツーリズムへの誘いとして交通手段や美味しい食べものの紹介、リニューアルしたワイン城の隅々までを伝えました。
 

 

時間配分やモニターディスプレイの配置、双方の教室への講師の顔出しなどに次回からの改善点はありましたが、とても内容の濃い講座となりました。
受講生にも喜ばれ、私もやりがいや経験を発揮できる講座になっていることを実感。ようやく戻ってきた大切なものを大事にしていきます!
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