Photograph~「自然、人間たちを光でつなぐもの」~プロローグ


ジャンルが新しくなったのを契機に
酒・ワインからフォトブログに引っ越しました。
ただし、酒・ワインは常に友として同居しております(笑)
さて、これまで私はブログで論文のようなものは全く書いておりませんが
いい機会でもありますので
「写真論」、写真に関する芸術学的考察を記事として連載してみたいと思います。
内容は写真の持つ自然科学的原理と哲学の一領域としての芸術学、

創作において求められる技術までを横断的に結んで、

私の考えを述べていきたいと思います。


このようなことを書こうと考えた直接の動機は、

私の写真を継続してご覧戴く方、さらには引用まで行ってくださる方もあり、

たいへんありがたいことなのですが、

写真表現と解釈をめぐる見解もいろいろあり得るので、

私の考えを体系化してお話するのも有意義であると考えたからです。
浅学を省みず論ずることをお許しいただき、

専門知識の誤り等ありましたらご指摘いただければ幸いです。
一応、記事の構成を考えてみましたので、

下に目次を示します(途中で変わるかもしれませんが)。

1.「写真」とは何か

2.写真は対象をどのようにとらえるものか

3.写真と絵画、その発展史から見た関係

4.光と写真のメカニズム、人間の視覚

5.写真創作における哲学的立脚点

6.写真における自然と人間

7.撮影前の準備から撮影後、作品として結実するまで

8.私の写真作法(えらそうですね、私はこんな風に撮るのが好きですということ)
9.光の贈りもの


固い話も出てきますが、お口直しの写真もはさんでいきたいと思いますので、

よろしければおつき合いください。


Club Winelight

今日は朝から初夏を思わせる風が吹いていますね。