従業員幸福度(EH)調査2024年8月
従業員幸福度調査毎月統計(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)第33回

 

従業員幸福度調査毎月統計「2024年8月度速報」です。
全国の働く人びと、あらゆる業種の従業員の方々を対象として
「従業員幸福度(EH)」を毎月測定、ご報告しています。今回はその第33回です。
毎月従業員幸福度の変化を報告していますのでご覧いただければ幸いです。
なお、調査項目は弊社が開発した「従業員幸福度(EH)調査®」をベースにしています。


【2024.8月「従業員幸福度(EH)」全体グラフ】

【2024.8月「従業員幸福度(EH)」性別グラフ】

【所見】

「幸福度」は前月より大幅に低下、今年「幸福度」最低を記録
全体として「幸福度」は「総合幸福度」「働く幸福度」「私生活の幸福度」の(現在)(将来)いずれも前月より大幅に低下、いずれも今年最低を記録しました。
これにはちょっとびっくりですが、背景には様々な客観的脅威の顕在化、生活の「Well-being」を直撃する状況の悪化が影響していると思われます。
8月8日の宮崎を襲った地震と、それを受けての南海トラフ地震臨時情報、全国各地での対応と国民の不安の増大、台風11号の襲来による風水害という自然災害の被害の連続がありました。
また、経済面では株価の大暴落による将来の経済的備えの不安、国民生活の根本とも言える食生活面では令和の米騒動等、「幸福度」「Well-being」を損なう事象に事欠かなかったのが8月です。
これらの問題が国民の「幸福度」「Well-being」に影響を与えたことは間違いないでしょう。

女性の「幸福度」低下が激しいが、男性の「幸福度」はやや低下にとどまる
前月と比べて、女性の「幸福度」低下が激しいことが目立ちます。
それに対して、男性の「幸福度」はわずかな低下にとどまっています。
このことから、今月の「幸福度」の大きな低下は、性別では女性の「幸福度」低下が影響していることがわかります。
以前、男性より女性の「幸福感」の変動が大きいことを指摘しましたが、ここでもその傾向が表れています。
女性の「幸福度」が男性より高い傾向は変わらず、世界の一般的傾向が継続しています。
<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続
<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は

引き続き全般的に継続しています。
日本の経済、社会の動向に対して未だ「幸福」の展望が持てていない

様子がうかがえます。

今月も「従業員幸福度(EH)調査毎月統計」をご覧いただき、

誠にありがとうございました。

 

以上は全体の傾向概要ですが、より詳しい結果について知りたい方には

PDFで月度レポートを差し上げますので
【お問い合わせ先】ページからご請求ください。

 

 

カール・ヒルティ(Carl Hilty)の『幸福論』は、

いわゆる「三大幸福論」の一つとしてアラン、ラッセルと並び著名です。


1902年に初版が刊行されました。ドイツ語の正式名称は “Glück” です。
ヒルティの『幸福論』は、幸福を追求するための具体的な方法を示した

実践的な人生哲学書です。
以下にその特徴をいくつか挙げます:

■実践的なアプローチ:
ヒルティは、幸福が抽象的な概念ではなく、

具体的な行動によって実現されると考えました。
そのため、日々の生活の中で実践できる具体的な方法が数多く提示されています。


■内面的な成長と道徳的充実:
幸福は外部の状況よりも、個人の精神的な態度に依存するとし、

日々の小さな喜びを見つけ、感謝の心を持つことが重要であると強調しています。
 

■キリスト教信仰の影響:
ヒルティの著作は、キリスト教信仰に基づいており、

聖書の言葉を頻繁に引用しています。
彼は、神への揺るぎない信頼と愛による忍耐を自身の経験を通じて述べています。
 

■仕事の重要性:
ヒルティは、仕事の充実こそが幸福の源泉であるとし、

仕事術や時間術、習慣論などの現代でも通用する技術を説いています。

ヒルティの『幸福論』は、単なる倫理的な説教ではなく、

実践的なガイドとして多くの人々に影響を与えています。

【関連記事】

・ヒルティ『幸福論』「未来は働く人のものであり、社会の主人はいかなる時代にも常に勤労である」

 

・我を忘れて自分の仕事に完全に没頭することのできる働き人は、最も幸福である

 

 

・ヒルティ「人を幸福にするのは仕事の種類ではなく、創造と成功とのよろこびである」


カール・ヒルティの『幸福論』は日本でも多くの出版社から刊行されています。以下にいくつかの主要な出版実績を挙げます:

岩波書店: 1993年に「幸福論 1 (ワイド版岩波文庫 112)」として出版。
白水社: 2012年に「ヒルティ 幸福論 I(新装版)」として出版。
三笠書房: 2018年に「超訳 ヒルティの幸福論」として出版。

三木清の幸福論「幸福について」(『人生論ノート』)
 

三木清の幸福論は、彼の著書『人生論ノート』に詳しく述べられています。
この本は、1938年から1941年にかけて雑誌「文学界」に連載された

エッセイをまとめたもので、
幸福、死、孤独、成功など23のテーマについて論じています。

三木清は、幸福を「表現的なもの」として捉えています。

つまり、幸福は内面的なものだけでなく、外に現れるものであるとしています。
彼は「幸福は徳に反するものではなく、むしろ幸福そのものが徳である」と述べ、
 

自分が幸福であることが他者に対しても善い影響を与える

 

と説いています。

また、三木清は「幸福は人格である」とも述べています。
真の幸福は一時的なものではなく、人格の一部として常に存在するものであり、

どんな困難にも立ち向かう力となるとしています。

このように、三木清の幸福論は、幸福を内外に表現し、

他者にも伝播するものとして捉えています。

  (出所:『人生論ノート』1941年8月、創元社)

【関連記事】

 

従業員幸福度(EH)調査2024年7月
従業員幸福度調査毎月統計(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)第32回

 

従業員幸福度調査毎月統計「2024年6月度速報」です。
全国の働く人びと、あらゆる業種の従業員の方々を対象として
「従業員幸福度(EH)」を毎月測定、ご報告しています。今回はその第32回です。
毎月従業員幸福度の変化を報告していますのでご覧いただければ幸いです。
なお、調査項目は弊社が開発した「従業員幸福度(EH)調査®」をベースにしています。


【2024.7月「従業員幸福度(EH)」全体グラフ】

【2024.7月「従業員幸福度(EH)」性別グラフ】

【所見】

「幸福度」は前月よりやや低下、もしくは横ばい
全体として「幸福度」は前月よりやや低下、もしくは横ばい傾向と言えるでしょう。
「総合幸福度」の(将来)、「私生活の幸福度」の(将来)は

明確に低下していますが、その他の「幸福度」はほぼ横ばいです。
明確な傾向は指摘しづらいですが、停滞傾向にあることは確かです。
今年1月までは「幸福度」は、昨年1年間、

全体的に力強い向上傾向を続けていましたが、
今年に入って下落傾向に転じたように見えます。

男性の「幸福度」は低下傾向、女性の「幸福度」はほぼ変わらず
男性の「幸福度」は「総合幸福度」の(現在)を除き、低下傾向が見受けられます。
女性の「幸福度」は「働く幸福度」の向上が見られますが、

ほぼ横ばい傾向と言って良いでしょう。
女性の「幸福度」が男性より顕著に高く、世界の一般的傾向が継続しています。
今年下半期の「幸福度」の毎月推移を見て傾向を判断したいと思います。

<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続
<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は

引き続き全般的に継続しています。
日本の経済、社会の動向に対して未だ「幸福」の展望が持てていない

様子がうかがえます。

今月も「従業員幸福度(EH)調査毎月統計」をご覧いただき、

誠にありがとうございました。

 

以上は全体の傾向概要ですが、より詳しい結果について知りたい方には

PDFで月度レポートを差し上げますので
【お問い合わせ先】ページからご請求ください。

 

 

従業員幸福度(EH)調査2024年6月
従業員幸福度調査毎月統計(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)第31回

 

従業員幸福度調査毎月統計「2024年6月度速報」今年最後の月度速報です。
全国の働く人びと、あらゆる業種の従業員の方々を対象として
「従業員幸福度(EH)」を毎月測定、ご報告しています。今回はその第30回です。
毎月従業員幸福度の変化を報告していますのでご覧いただければ幸いです。
なお、調査項目は弊社が開発した「従業員幸福度(EH)調査®」をベースにしています。


【2024.6月「従業員幸福度(EH)」全体グラフ】

【2024.6月「従業員幸福度(EH)」性別グラフ】

【所見】

前月より「幸福度」は向上、「幸福度」は前月まで低下傾向が反転?
前月より「幸福度」は向上しています。「幸福度」は前月まで低下傾向が続いていましたが反転したのでしょうか。
全般的に「幸福度」は今年1月から低下傾向を示していました。
今年1月までは「幸福度」は、昨年1年間、全体的に力強い向上傾向を続けていましたが、
今年に入って下落傾向に転じたように見えます。
これが本格的な反転か、それとも一時的な変動かは不明ですが、少なくとも客観的環境は好転したとは言えないと考えられますから、
自律的なレジリエンスとしての「幸福度」の向上か、一時的な反転か、7月以降の「幸福度」推移を見極めたいと思います。

男女共に「幸福度」は向上、女性優位は変わらず
男女共に「幸福度」は大きく向上しています。
女性の「幸福度」が男性より高く、世界の一般的傾向が継続しています。
 

<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続
<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は引き続き
全般的に継続しています。
日本の経済、社会の動向に対して未だ
「幸福」の展望が持てていない様子がうかがえます。

今月も「従業員幸福度(EH)調査毎月統計」をご覧いただき、

誠にありがとうございました。
 

以上は全体の傾向概要ですが、より詳しい結果について知りたい方にはPDFで月度レポートを差し上げますので
【お問い合わせ先】ページからご請求ください。

 

 

鎌倉 光明寺の蓮


もうお盆も過ぎてしまいましたが、七月末に
鎌倉 浄土宗大本山光明寺に蓮を見に行きました。
鎌倉の蓮の名所として知られますが浄土宗の名刹です。
松島家も浄土宗なのでご縁があります。
この日は観蓮会の日でもありましたが
弥陀の本願の及ぶところでありましょう。
昨日67歳になりました。

 

「私はあなたの意見に反対だが

あなたがそれを主張する権利は命がけで守る」


'I disapprove of what you say, but I will defend to the death your right to say it,' 


はヴォルテールの名言とされるが、

悪質な選挙妨害が見られる昨今、

民主主義、言論の自由の原則で大切と思う。


(実際はタランティアによるヴォルテールの思想言及)


従業員幸福度(EH)調査2024年5月
従業員幸福度調査毎月統計(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)第30回

 

従業員幸福度調査毎月統計「2024年5月度速報」今年最後の月度速報です。
全国の働く人びと、あらゆる業種の従業員の方々を対象として
「従業員幸福度(EH)」を毎月測定、ご報告しています。今回はその第30回です。
毎月従業員幸福度の変化を報告していますのでご覧いただければ幸いです。
なお、調査項目は弊社が開発した「従業員幸福度(EH)調査®」をベースにしています。


【2024.5月「従業員幸福度(EH)」全体グラフ】

【2024.5月「従業員幸福度(EH)」性別グラフ】

【所見】

前月より「幸福度」は低下、全般的に「幸福度」は今年1月から低下傾向
前4月より「幸福度」の全体平均は低下しており、

全般的に「幸福度」は今年1月から低下傾向を示しています。
今年1月までは「幸福度」は、昨年1年間、

全体的に力強い向上傾向を続けていましたが、
今年に入って下落傾向に転じたように見えます。
この背景には、政府の増税、ステルス増税のエスカレート、

コストプッシュインフレによる物価高の拍車等、
国民の生活実感の悪化が影響しているかもしれません。

前月より女性の「幸福度」は向上、男性は低下
全般的に、前4月より女性の「幸福度」は向上、

対照的に男性の「幸福度」は低下傾向を示しています。
女性の「幸福度」が男性より高く、世界の一般的傾向が継続しています。
特に男性の(将来)の「働く幸福度」が大きく低下していることが目立ちます。
男性の「働く幸福度」の(将来)への希望を高める政策が期待されます。


<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続
<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は引き続き
全般的に継続しています。
日本の経済、社会の動向に対して未だ
「幸福」の展望が持てていない様子がうかがえます。

今月も「従業員幸福度(EH)調査毎月統計」をご覧いただき、

誠にありがとうございました。
 

以上は全体の傾向概要ですが、より詳しい結果について知りたい方にはPDFで月度レポートを差し上げますので
【お問い合わせ先】ページからご請求ください。

 

 

昨夜は七夕☆で珍しく晴れだったので、

夜中起き出してちょっと自宅ベランダで撮影しました。

画面上やや左が織女(ベガ)、右下が牽牛(アルタイル)☆

左下が白鳥座のベガ☆。

いわゆる夏の大三角。

なんとか天の川に横たわる暗黒星雲(右上から左下対角線)が確認できます。

こうして見ると昔の人が天の川を流れる暗黒星雲を

織女と牽牛を別つ川に見立てたのがわかる気がします。

それと宮沢賢治が暗黒星雲を線路に見立て

銀河鉄道とし白鳥座を始発駅の銀河ステーションとしたことも。

撮影カメラのOM1は天体用ではないので白鳥座の赤い星雲は写りませんね。

夜中でめんどくさいので赤道儀は使わず固定撮影

露出8秒×9枚合成、レンズ、フォクトレンダー17mmF0.95