ここのところ多忙でしたが、一昨日は久々に昼は江ノ島でヨット、夜はバンドの練習と趣味三昧の一日でした。


朝10時前に出航、江ノ島を右手に見ながら、西に航路をとります。


午前の陽光の乱反射と木々の生気で江ノ島の緑が青く霞んで見えます。




当日、江ノ島は神社のお祭りの日でした。神社には弁才天が祀られています。

弁才天は、もともと古代インド、ヒンドゥーの女神であるSarasvatiが、仏教及び日本では神道にも取り込まれた音楽及び芸術全般の神だと聞いています。

江ノ島にも妙音弁才天が祀られているので、海上より、妙なる音の調べが奏でられますよう、Jazzの腕の上達をお祈りしました。


そう、今日は夕方からバンドの練習もあるのです♪







もともとはSarasvatiが河の神である為か、弁才天は、海、川、湖などの水辺にまつられている例が多いですね。

水音が音楽の調べにつながり、音楽、芸術の女神ともなったようです。
いつか、いろいろ物語の舞台にもなっている、琵琶湖の竹生島の弁才天も訪ねてみたいと思います。

湖に浮かぶ島はそれだけで神秘的な感じがします。

私の好きな松江や、浜名湖、瀬戸内の鞆の浦にも弁天島という地名がありますが、全国に「弁天島」は海辺、水辺の数だけあるといっていいほどたくさん存在するようです。


頃合いよく、南の海上より、さざ波の影を落としつつ風がこちらに向かってくるのが見えます。夏の潮を一杯に含んだ南風を受け、ほぼアビーム(真横からの風を受けて走る、最もスピードが出る状態)で快調に鵠沼海岸、辻堂海岸と西進しました。

我が家の沖合を過ぎて、茅ヶ崎沖、烏帽子岩のすぐ側、岸寄り30mくらい南側を通過、真夏日にもかかわらず、海上は青い潮風がデッキを吹き抜け心地よいこと。

相模川河口でUターンして帰港しましたが、バンドの練習がなければ、真鶴沖あたりまで足を延ばしてみたかったな。

この日は航路の大半私は舵を担当していましたので残念ながらあまり写真は撮らず、烏帽子岩付近の写真もありません。

下は陽も西に傾く頃、近所の海岸から烏帽子岩を望みシャッターを切ったものです。

寄せる波の音、砕ける波頭のさざめきは確かに女神Sarasvati、弁才天の爪弾きのようにも思えてきます。

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