甲州種ワインの好敵手?中央葡萄酒さんと勝沼醸造さん

 先日知人から頂いたワインがたまたま中央葡萄酒さんとの甲州種ワインでした。何でも知人の勝沼の農家の方が中央葡萄酒さんに葡萄を持ち込んで醸造してもらったものだそうです。

 勝沼醸造さんと中央葡萄酒さんとは対照的だなと思います。

 どちらも熱心で志あるワイナリーだと思いますが、中央葡萄酒さんが孤高、純粋、ナチュラルという印象があるのに比べ、勝沼醸造さんはよりアグレッシブに手を加えていこうという姿勢を感じます。

 香り、味も対照的で、中央葡萄酒さんはクリーン、繊細という印象ですが、勝沼醸造さんは甲州種から何とか個性あるインパクトを引き出そうというつくりですね。

 甲州の果汁を凍結濃縮するというのは中央葡萄酒さんからみると禁じ手かもしれません。もっともボルドーやブルゴーニュでも果汁濃縮は使われているようですが…。

 JRの山梨のキャンペーンのパンフを見ていたら、ワイナリーで紹介されているのは、メルシャン勝沼、中央葡萄酒、勝沼醸造、白百合醸造の4つでした。白百合醸造さんのワインは詳しく知りませんが、他の3つのワイナリーはみんな私はファンです。