ワインを飲み始めてから約10年。
私の中のテーマとして、新世界ワインで、フランスワインのようなワインは造れるのか?
このテーマのワインを探し続けておりました。
わざわざ新世界でフランスと同じワインを造る必要は無いという意見も有るかと思いますが、
新世界の色々な生産者の中で、フランスワインのようなワインを造りたいと思っている方も居るはず。
しかし、そのようなワインに、今まで出会うことはありませんでした。
かなり近いと思うワインはありましたが、やはり酸味やミネラル感、甘味の質等、何かが違うのですよね。
最近、アメリカのワインをよく飲んでいるのですが、やはり酸味の質が異なるし、グラスに開けて時間が経つと、ボテっとした感じになったり、甘味が目立ってきたりしてしまいます。
しかし、とうとう見つけたのです。
フランスワインと比較しても遜色ないワインを。
失礼なことかもしれませんが、意外にもオーストラリアに、そのワインはありました。
それが、このワイン。
「カーリー・フラット ピノ・ノワール 2007」オーストラリア マセドン・レンジ
色:やや濃い目の透明感のあるルビー色
香:ラズベリー、ザクロ、ブルーベリー、リコリスなど
味わい:酸味は強めで伸びやか、果実味は中程度でミネラルを感じる。
なんとも綺麗な伸びやかな酸味、果実味が前面に出てなく、ミネラル感もあります。
樽のニュアンスも僅かに感じる程度。
味わいは、プリューレ・ロックのワインの雰囲気に似ています。
香りもブルゴーニュワインを連想させる上品なピノの香りです。
このワインをブラインドで飲んで、新世界、ましてやオーストラリアのワインだと思う人は
いないんではないでしょうか?
事実、このワインを何人かの人がブラインドしましたが、皆さん産地はフランスと答えられました。
このワインを調べてみると、ジャンシス・ロビンソンMWという著名な評論家は、
この2004ヴィンテージワインを、オーストラリア最高のピノノワールワインと評されているようです。
私の中で、驚きと、とうとう新世界でも、このようなワインを作れるところがあるんだと発見できた喜びを得たワインでした。
さらに調べてみると、このマセドン・レンジという産地に、もう一つ、著名なピノを生産されるワイナリーがあるそうです。
それは、ビンディという名のワイン。
このピノもフランス的な味わいなんだとか・・・。
マセドン・レンジは、ヴィクトリア州は、メルボルンの少し北にある冷涼な産地だそうです。
注目産地ですね。
是非、次回にこのワインを試してみたいと思います。