さて、いよいよ世界最優秀ソムリエコンクールの決勝です。
場所は、東京国際フォーラムのホールA。
5000人収容できる観客席が2階もある大ホールです。
テレビカメラも多数あり、報道関係者も多数おられました。
まずは、準決勝に進んだ12名が舞台に上がり、その場であっさりと、
決勝に進む3名が発表されました。
・アリスティード スピーズ/ベルギー(男性)
・ヴェロニク・リヴェスト/カナダ(女性)
・パオロ・バッソ/スイス(男性)
でした。
女性の決勝進出は、初めてだと思います。
決勝の舞台の順序を決めるくじ引き。
そして、決勝の舞台が披露されます。
司会進行役は、前回優勝者のジェラール・バッセ。
最初は、ベルギーの選手でした。
最初の舞台は、シャンパーニュサービスです。
制限時間は、たしか4分だったと思います。
3人のお客さんが、それぞれ注文をします。
1人目は、フレッシュな印象のシャンパンを。
2人目は、リッチな印象のシャンパーニュを。
3人目は、モカのような印象のシャンパーニュを。
アイスバケットには、3本のシャンパーニュが入っていました。
全てモエ・エシャンドンのミレジメで、2002/2003/1995でした。
どれが正解かは、ワインをよく飲まれている方だと、お分かりですよね。
シャンパーニュサービスは、ベルギーの選手が一番よかったかなと思いました。
次の舞台は、テーブルに着席している4人の男性客に、7皿のコースメニューに合わせ、
白ワイン2本まで含めたワイン5種をお薦めする課題でした。
制限時間は、メニューを1分間でみて、5分でワインを提案する、でした。
料理メニューは以下でした。
次の舞台は、サンテミリオンのワインを8人のお客様にデカンタージュしてサービスする課題でした。
たしか、制限時間は6分だったと思います。
この舞台には、少し意地悪な設定がされていました。
それは、ワインの確認をする際、ホストがワインボトルをとりあげて、わざとゆらし澱を舞わせてしまいます。
なので、正解は、ワインボトルを取り替えることと、制限時間内にワインのサービスを完了させることでした。
ワインボトルを取り替えたのは、カナダの選手だけでしたが、制限時間内にワインのサービスが出来ませんでした。惜しい!!
ワインボトルは取り替えなかったが、最後までサービスを完了させたのは、スイスの選手だけでした。
次の舞台は、ワインリストの間違い探しです。
そのリストは、以下です。
皆さん、お分かりですか?
1つのワインに2つ間違っているところもあります。
ベルギーとカナダの選手は、あまり出来がよくなかったと思います。
次の舞台は、ブラインド・テイスティングです。
白1赤3のワインと、6種のワイン以外の飲料でした。
そのブラインドで出されたリストです。
下の4つが、ワインです。
上の6つは、ワイン以外の飲料です。
ちなみに、3選手ともほとんど当たっていません。
3つめのピノ・ノワール/ヤルデンは、3選手ともネッビオーロと答えましたし、
4つめもピノ・ノワール/フランス ボーヌでしたが、ピノ・ノワールと回答したのは、
ベルギーの選手だけでした。(ちなみにこの選手は、シャンボール・ミュジニーと答えていました。)
1つめと2つめのワインは、誰も正解していません。
ということは、結局ベルギーの選手が、4つ目のワインの品種を当てたのが唯一だったと思います。
カナダの選手は、白ワインを最初シュナン・ブランと答えましたが、訂正して、グリューナー・フェルトリナーと答えられたと思います。
最後の課題は、スクリーンに映し出される15名のワイン醸造家たちの顔写真を見て名前を答えるという内容でした。
この問いも、3選手ともほとんど沈黙でした。
それでもスイスの選手が、一番答えていたように思います。
こうして、1人当たり45分くらいで、課題をこなしていきました。
それが終わると、今回の課題の解説や、準々決勝、準決勝、決勝のブラインドワインの公表などがあり、
いよいよ、優勝者の発表です。
田崎さんが読み上げ、
そして、優勝したのは、スイスの選手パオロ・バッソでした。
初めて見た世界大会の決勝でしたが、皆さん、やはり人間なんだなと思いました。
カナダの選手は、ワインをホストテイスティングするとき、手が震えグラスがかなり揺れていました。
見ていて、かわいそうになりましたし、思わずガンバッて~って心の中で叫んでいました。
彼女が一番緊張していましたし、それが見ている観客にも伝わったのでは思います。
一方、ベルギーの選手は、かなり落ちつたサービスでした。
淡々と課題をこなしていました。(課題が出来た、出来なかったは別として)
優勝したスイスの選手は、気迫を感じました。
絶対優勝してみせるという意気込みを感じました。
ただし、どの課題もかなり早口で、とにかく時間内に全てを終わらせるという姿勢でした。
舞台の中で、いろいろなドラマがあり、とても充実した決勝戦だったと思いました。
おそらく生で見れるのは、これが最初で最後かもしれないと思うと、とても貴重なものを見させてもらって感激しました。
さて、その後は、帝国ホテルに舞台が移り、ガラ・ディナーに参加です。

その模様は、次回に報告します。