wine-gin、乳がん闘病中。がんばりたいけどそれがけっこう難しい。

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乳がんが見つかって思うこと、迷うこと、考えること。

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3年ぶりかー。

と、久しぶりにログインしてびっくり。

 

元気です。

迷っていた再発予防のホルモン療法は結局、しなくて。

来週は徹底的定期検査。
診断時から初の、骨シンチも。

 

怖いな・・。

なにもなければいいけど・・・。

 

とか思いつつ、昨日、術後初のちゃんとしたワイヤー入りのブラジャーが届いて今日、つけてる。

感激。

ずっと、傷跡に触ると違和感があって圧迫するかなって怖くて楽ちんモードだった。

 

温存とはいえ、やっぱり術側はだいぶ小さくなっているのですが補正してつけられた!

うれしーーーーい。

 

2年前の8月。

病気がわかる二日前に、ザーザー降りの雨の中、駆け寄ってきてくれた老猫。

口内炎が悪くなって腎臓も悪くなってしまって。

2週間前に旅立ってしまった。

 

乳がん治療の間、ずーっとずーっとそばにいてくれた。

穏やかで優しい猫。

ホットフラッシュや不眠で私が何時に起きても、

イライラしたり泣いたりしていても、

目を開けて顔を上げて小さな声でぷにゃーと言ってゆっくりまばたきをしてくれた。

 

どれだけどれだけ励まされたかわからない。

から。

今度はあなたが次に進む番じゃない?って親しい人にも言ってもらった。

から。

 

ずーっと先延ばしにしていたタモキシフェン、飲み始めてみた。

抗がん剤→手術→放射線が終わったのが2018年の3月末。

1年以上も、気分が不安定だったり、私の拒否感が強くて再発予防に入れていなかった。

 

でもやっぱりがんばれない。

5日飲んだだけで、体を起こしていられないとか、指先がしびれるとか、吐き気がするとか、イライライライラして眠れなくて。

しばらくたったら副作用が強まると聞いて不安で不安で。

わかっている。

ほとんどは気のせいで、自己暗示にかかってしまっていること。

だけど、馬鹿らしいって、命と天秤にかけるようなことか?ってわかっているけれど、どうしても嫌なんだ。

これ以上、体調や感覚が変わること、毎日毎日、薬を飲む度に薬のことを考えるたびに病気を意識すること、

私はもう絶対に癌じゃなかった頃の私には戻れないという事実に毎日直面すること。

 

それで2日、飲み忘れがあり。

診察時にお話をしたら、先生、優しい思案顔でしばらくこちらを見て。

「元気がなくなっちゃったもんなぁ・・・」と、服薬は1ヶ月お休みに。

また1ヶ月後に相談しようねって。

 

もらったって飲めないのに、そう言われると、がんばれない自分が今度は情けなく思える。

再発予防は自分のためで、あのつらい治療を繰り返すのは絶対に嫌だって思うのに、

なんのためにがんばるの?長生きしてなにかいいことあるの?って思ってしまう。

飲まない理由ばかりを探してしまう。

 

きっとみんなも一人のときは泣いたり後悔したりしているのだと思う。

明るくイベントに参加したり、ホルモンヌって言ったりしている人だって、つらかったりがんばったりしているんだよね。

 

なんかもうちょっとだめだな、私。

こんなに明るく晴れた日で、窓の外からは家族がいる人たちの明るい楽しい気配や声が入ってきて。

私、なにやってんだろ・・・。

 

そうだ。

もしかしたら抗がん剤後の髪の毛のこと、読んでくれている人がいるかもなので。

2017年12月25日にラストケモ、

2018年6月末に脱ウィッグ、

2019年5月の今は、髪の毛は短めのボブくらいになりました。

といっても、頭頂部はまだまだ首に届かないけれど、段を入れているのかなというくらいの自然さになって。

もうコテでつかまえてクセづけできるねということでようやく先週、縮毛矯正を全体にかけました。

それまでは部分だけ矯正とか優しいおくすりでとかで、慎重に伸ばしていたので。

前髪をピンで留めたりポンパドールにできるようになったのが嬉しい。

 

なんか書いたらちょっとすっきりしました。

もやもや重かったのがちょびっとだけだけど。

おふろでも入ろうかな。

 

 

 

抗がん剤後の髪の毛。

 

結局かなり早くに脱ウィッグしました。

去年の12月25日が最終投与。

1月下旬に手術、2月中旬から放射線。

 

とやっている間にぴよぴよっと生えてきて。

 

5月には家の中なら、宅急便くらいなら、何もかぶらなくなっていました。

6月末に美容院(抗がん剤後専門にしているところ)へ行き、かなりかなりモンキーな感じでしたが、

おしゃれとお化粧をしっかりすれば、と思い切って脱いでしまいました。

 

ありがたいことに、勢いよく(ただし悲しくなるくらいくるくるパーマ)生えてきていて。

3週間ごとに美容院へ行き、ようやく前髪が湿気のない日でブローすれば眉毛にかかるくらいに。

くりくりはストレートパーマをしてもなかなか。

弱い薬剤しかつかえないし。

 

ずーっと肩より長い髪の毛だったから、やっぱり鏡をみると

「うーん・・」と思うところもあるけれど。

なんじゃこのもじゃもじゃは、と思うところもあるけれど。

 

生えてきてくれてありがとう。

の気持ちで、トリートメントをしています。

とりあえず有働由美子アナウンサーの髪型を目標にしようかな。

 

のこの頃です。

 

一方、ホルモン療法はいまだできず。

最近は主治医も何も言わない。

無治療は不安しかないけれど。

でもやっぱり副作用が嫌だ。

いまだに抗がん剤後のホットフラッシュがおさまらない。

体力も戻りきらない。

 

手術して終わり、というわけにはいかないことは知っていたつもりだったけれど。

やっぱり大病だ。

癌って。

術後半年の検診でした。

 

大量採血は去年告知される直前のとき以来だったと思う。

「前に4本取ったときは具合いが悪くなってしまいました」

と自己申告したら、

去年は、取った後に涙と具合い悪さで寝かせてもらったベッドで、寝た状態で取ってくれた。

 

寝転がった瞬間、去年のことを思い出した。

フラッシュバックってこういうことなんだって初めて思った。

告知はまだされていなかったけれど、

私だってコメディカルの端くれだし(臨床心理士、病院勤務経験あり)、

ていうか普通に誰でももう病気は確定でただ広がり具合いやレベルを見るために検査をしていることはわかっる状況だし。

ぼろぼろぼろぼろ涙が出てきて。

看護師や技師やなにも言えないことはわかっていてもただただ涙が出てきて。

しばらく寝かせてもらったベッド。

 

エコーやなんやで結局今日はなにも所見はなかったわけだけど。

腫瘍マーカーだって初期の転移はわからないんだよね。

エコーだって丁寧に丁寧に診てくれていたけれど、いつ再発するかなんてわからないんだよね。

 

全然。

一年前から前に進めていない気がした。

 

どうして私なんだろう。

どうしてどうして。

どうして毎回、診察の1週間前から不安定になって、親しい人に当たり散らして。

夜になれば泣いて。

こんな生活にどうして私が。

 

そこから動けていない。

 

酔っぱらいです。

配慮のない言い回しがあったらすいません。

 

怖い。

病気が怖い。

転移して、抗がん剤や手術や緩和ケアとか、がんばれない。

この1年を繰り返すなんて考えられない。

生きる自信がない。

そう思ってしまった。

 

全然、治療のことを思い出せないなーなんて思っていたけれど。

去年食べられていた桃や梨は全く食べたい気持ちにならない。

病院に近づいて見えてくると吐き気がする。

 

大丈夫だったのに。

全然、楽になれない私がいる。

 

 

21日は、1ヶ月に一度の受診日でした。

 

4月末から気になっていた薬指のカクカクは、

5月末に整形外科へ紹介してもらって、ばね指とのことで、いったーい注射をしてもらいました。

おかげさまで今のところは快調。

主治医先生も「良かったね」とにっこり。

そういうところが好き。

 

あいかわらず、抗がん剤後のホットフラッシュに悩まされている。

暑くなってきたからもあるのか、日中もちょいちょい気になるように。

なんだかやる気が失せてしまって漢方もちゃんと飲んでいないことをお話した。

 

体調はだいぶ戻ってきたと思う。

週末に大掃除をしたり、不燃ごみを出したり、ということができるように。

とはいえ、平日は仕事だけでせいいっぱい。

帰宅後はごはんも簡単に、ねこと遊んでいるだけなんだけど。

 

気分は微妙だなー。

やっぱりもやもや不安定なことが多かったり、

家族や親しい友人に八つ当たりしてしまったり。

急にいろんなことが心配になったり、

急にはしゃぎすぎてしまったり。

なんだかうまく人と一緒にいられない。

裏を読んでしまう。

特に職場で仲がよい、という感じの距離感の人たち。

 

ホルモン療法はまた保留。

どうしても、天秤が「やったほうがいい」に傾かない。

まだ考えていてもだいじょうぶ、と先生はいってくれる。

生理も戻っていなくて、天然のホルモン療法になっているからって。

 

職場の健康診断のことを、先生から話題にしてくれた。

病院でやることもできるよって。

細やかだ。

私達がどんなことを気にするのか、よくわかってくれていて、一人ひとりに親身なのってすごい。

先生にとったら何回も何回も同じことを聞かれたり、説明したりしているはず。

でも、じーっとこちらに体を向けて、優しいまなざしで、うん、うん、ってうなずきながらいつもゆっくりと話を聞いてくれる。

不安や心配がすーっと落ち着く。

 

そうこうしているうちに髪の毛はもっさーと伸びてきました。

くるくるだけど。

短いところで4センチくらい、長いところで7センチくらい。

 

ので。

来週の金曜日に美容院に行って、ウィッグ卒業する!

と勝手に決めています。

フレンチベリーショート、的な。

感じにできたらいいなー。

 

 

ずいぶんずいぶん久しぶりのブログになりました。

 

4月から半日勤務での復職。

教育機関で働いているので、4月はめっちゃ忙しい。

5月に入ってようやく体がなれてきた感じ。

でもでもー。

主治医が言ってくれたとおり、3ヶ月の半日勤務にすればよかった。

ちょっと後悔。

今からでも延ばしてもらおうかなぁ。

 

クリスマスにラストケモ。

1月に手術をして、3月下旬まで放射線をやって。

次はホルモン療法、というところで。

まだ止まっています。

 

もはや最近は先生と看護師さんたちも半分ネタ。

まぁ、生理も来ていないしまだ再発の危険が低いからということがあるのだけど。

 

だってだってやりたくないんだもの。

まだ手術跡も痛い。

なんだかいろいろ調子が悪い。

 

先生も、ホルモン療法をやって鬱々してしまっても大変だから、と、

「元気になったら考えよう」と。

来月の診察日こそは考えないとかなぁ。

 

自毛。

 

なんとなーく伸びてきました。

フレンチベリーショットっていう髪型がいいなー。

ずっと長くしていたから、伸びないとウィッグを取りたくないって思っていたけれど。

4センチ位伸びた今、「いいじゃん、これでも」

「わりと似合うな」

という感じ。

来月末に美容院へ行く予定。

絶対に自毛デビューしたいなー。

 

 

放射線治療が終わって1週間。

 

なんだかなんだかー。

照射した右胸の内側?が、鈍く痛い。

昨日から。

痛いってほどではないけれど。

うーん、なんだか嫌だなぁという感じ。

 

とはいえ、保湿スプレーとビタミン顆粒のおかげか、

日焼けはそれほど。

オフロに入った時にほわーっと赤くなる程度。

このままいけるかな。

いってください。

肌荒れ、いやー。

 

昨日から急に動けるようになってきた感じがする。

部屋の片付け。

ゴミ出し。

やりかけで終わっていた押入れの整理。

細かいところの埃をふく。

そんなこんな。

 

テレビでみたからって、ぽちっとした石見焼きのすり鉢が届いた。

直径30センチ。

笑ってしまうほど大きい。

大は小を兼ねるにも程がある。

でももちろん返品なんてしません。

ごりごりごりごり、何をすろうかな。

 

4月からは復職。

できるかな。

どうかな。

 

23日で終了。

一度だけ、疲れておやすみしたけれどそれ以外はトラブルもなく25回。

 

男性技師2人に地下室の治療室。

ストレス過ぎて過呼吸を起こして号泣したりもしたけれど。

中盤からは意識を飛ばすのがうまくなって乗り切れた。

寝てはいないんだけど、

「終わりましたよ」って声をかけられて、はっと意識が戻るくらい飛ばせるように。

 

照射した部分は、ときおり赤味が刺したり、ぐずぐずと鈍く痛い感じがあった。

アイスノンで冷やしたり泣いたりしていたのだけれど、終わってみるとお風呂に入ってよく見れば「まぁ赤いかな」くらい。

 

ヘパリンスプレー、最強だと思う。

「1日4回くらい、塗り直して。がんばって」と主治医に励まされ。

ぺとぺとになるほど大量に広い範囲に塗布し続けました。

あとは、術後すぐから飲み始めたシナールも、グッドジョブだったのかな。

レモン味のうさんくさい粉末ではありますが、薬味だと「おえ」っとなるところ、抵抗感なく飲めた。

 

術後2ヶ月弱。

抗がん剤最終投与からちょうど3ヶ月。

 

右腕の可動範囲はほぼ元通り。

無理をするとちょっと痛いけど。

背伸びして腕を伸ばして洗濯物干しをかけたりもできるようになった。

 

髪の毛はー。

まだまだです・・・。

一体、いつ、生え揃って伸びてくれるのか。

2センチってところかなぁ。

悩ましい。

 

4月からはタモキシフェン。

せっかくせっかく、女性ホルモンが巡り始めた実感が少しあるのに。

また身体はごつごつ、急に熱い、の生活に逆戻りか・・。

再発はもちろん怖いけど。

2割の再発率を1割ちょっとにさげるってどうなのか。

微妙すぎる。

 

 

 

 

今朝起きたら。

というか起きて着替えて脱いだ洋服を洗濯機に運んでいたら。

 

Tシャツの右胸乳頭の付近にべったりと分泌液が・・。

直径5センチくらいの薄い茶色の染みのまわりに、無色に近いもう一回り大きい染み。

 

これってこれって、乳がんの代表的症状のひとつである、

片方の乳頭からの血性の分泌液じゃないのー!?!?と大混乱。

 

だって、今、放射線治療中なのに。

あと3回で終わるっていう所まで来ているのに。

 

こんなすぐに転移してしまって症状まで出ることってあるんだろうか。

それともたんに放射線で炎症、なんてラッキーな展開なのだろうか。

明日の放射線治療をこのままやっていいのかどうかもわからず。

さすがに主治医のホットラインに電話してみたけれど、圏外。

ですよね・・。

日曜の日中ですものね・・。

 

ネットでいろんな病院の資料を見てもそんなののってないし・・。

どなたか、放射線治療中にこんな事があった人、いらっしゃいますか??

 

 

_____

その後。

 

思い余って、初めて主治医ホットラインへ電話。

すぐにかけ直してきてくださった。

しかも

「ごめんねー。遅くなってしまって」って。

 

乳管が閉じていないから、中にたまっていたものが出てきたんだね。

まず心配はいらないんだけど、明日、みせてもらおうかな。

 

って。

 

お休みの日なのに、いつもどおりの明るくてのんびりしたお声。

 

明日って先生、外来日じゃないし・・。

いつもいつも頭が下がります。

立場も上だし、山ほど仕事も患者さんもいるはずなのに。

 

ほっと一安心。

 

お騒がせしました・・・。

 

 

ぐずぐずぶつぶつと言いながらも。

19回(25回中)まで終了。

そういえば、先週もその前の週も、診察の時に泣かなかった。

確かに、抗がん剤、手術、と比べるとがまんできる範囲の辛さかもしれない。

 

あいかわらず治療する部屋も技師さんたちとの距離も苦手だけれど、

心を無にするのがうまくなってきたと思う。

「終わりましたよー、おつかれさま」ってタオルをかけてもらって

はっと気づく、くらい意識をどこかへ飛ばしています。

もしかしたら寝てたかもしれない。

 

今朝起きたら急に、術側の腕から傷跡が楽になっていた。

ボールが入っているような、ばーんと横に張っているような違和感が、確実に小さくなった。

 

術後7週間。

もちろんリハビリはぼちぼちやっていたし、可動域が広がることの喜びの方が大きくて、痛みは我慢できて。

がんばったのは確かだけれど、やっぱり時間がたつって凄いなぁと思う。

嬉しい。

 

放射線を照射している部分の皮膚など、今のところはほぼ変わりなし。

傷口のあたりはちょっと赤くなってきたかな・・。

いや、気のせいかな・・・。

いやいややっぱりちょっとは赤い。

という感じ。

先生に「1日に4回も5回も塗り直して。がんばって!」と言われたとおり、保湿スプレーだけはまじめにやっている。

あとビタミン補充的な散剤。

ただ、照射している部分がちょっとたまに傷む感じは出てきた。

鈍い感じの痛みで、がまんできないものでも全然ないけど。

気になる、気になる。

なんでも気になる。

 

目下の考え事は、ホルモン療法をやるかどうか。

と、4月からの復職スケジュール。