雲流す 風はここまで 届かねど 何故に桜は 散り続けるか
手袋を 何処かに落とし かじかんだ 右手を君が 握ってくれて
葉桜を 花のようには 散らせずに 通った風は いつか諦め
草むらを 覗いてみれば 背の低い 土筆のつぼみ 春まだ遠く
ひとすじの 飛行機雲が 残るのは 消えない未練 多かったのか
春先の 雪解け水を 集めても 川の流れは 静かなままで
伸びていた 飛行機雲も 消えていき 目指した先も わからず迷う
道端に 小さく残る 水溜り 空の青さを そのまま映す
2024.2.29まで
ブログ村参加中っす…
ポチしていただけると励みになります…
