お客様の言葉と雑誌の取材 | 孤高の珈琲人

孤高の珈琲人

京都市で自家焙煎「珈琲だけの店」windy(ウインディー)を1972年から営業しています。

windy

まだ喫茶店をして間もないころ、年配のお客さんが「お客も店に要望も多いが、店のほうもお客さんに色々と要望があるのだと、こちらの経営のことまで気を使っていただいたことがありました。
「店の方とお話するならカウンターに座りなさい、話は30分ぐらいにしときなさい、それ以上居る場合は、もう一杯珈琲を注文しなさい。だってお客さん一人30分で一日10人と会話はすれば店の方は5時間お相手しなければならないのですよ。それからテーブル(テーブルは長居しても良い)からカウンターのマスターにしゃべるのはおやめなさい、だって距離が離れているので大きい声になるのと、他のお客さんの迷惑になりますよ。それから営業時間内でお帰りなさい。」
「親しき中にも礼儀あり」ということですね。
「また店側もお客さんかわからない場合がある、せめて区別が分かるようにエプロンやユニホームにするとか、マスターのヒゲもいけませんおれは偉いんだと言わんばかり、また味見をするとき、とくに鼻の下のヒゲはいけません、香りが鼻孔に直接行きません。」

今はその方は亡くなりましたがなるほど色々、まだ若かった私にご指導していただきました。私も他のお店に行く場合気をつけるようにしています。

店とお客さんの思いは違いますがお互いにエチケットやマナーを守って、美味しく楽しい喫茶店にしていきたいものです。


カフェライター川口葉子さんの推薦で「日経おとなのOFF」11月号 コーヒー大特集

10月6日 発売 に windy が「幻の一杯に出会える店」企画のページに掲載されます。

是非書店で見ていただきお気に入れば購入してください。

よろしくお願い致します。



$京都の珈琲博士