珈琲が嫌いな人、飲めない人 | 孤高の珈琲人

孤高の珈琲人

京都市で自家焙煎「珈琲だけの店」windy(ウインディー)を1972年から営業しています。

windy


最近はコーヒーを飲まれる人が大変多くなってきました。
私としては大変ありがたいことです。
しかしまだ飲めない人や、嫌いな人が多いのも事実です。
何事も原因があるから結果あるので、その殆どは良質のコーヒーを飲まれていないことだと思います。
これは、提供する私たちの勉強不足とその飲まれる人に合ったコーヒーを出してないことです。

ある例で
私の店に中年の女性が数人来られ、コーヒーが目的ではなくおしゃべりされに来られたのです。
私も何もコーヒーだけのお店ですが、席を売るのも仕事です。
その中にコーヒーが飲めないお客様がおられ、その場合は紅茶のような薄いコーヒーを出します。
そうすればそのお客さんは帰られる時はカップは空です。

でもそこに落とし穴があります。
なにもかも薄いコーヒーを出せばよいというのではありません
薄くても良質のコーヒーでなければならないのです。

常連さんが珈琲が飲めない方をよく連れて来ていただきます、帰られる時は殆ど珈琲を飲めるようになっています、今まで飲んでいた珈琲はなんだったのかと。

今まで質の悪いコーヒーやその人あった濃度ではなかったと私は思います。
麦茶、番茶、ほうじ茶、蕎麦茶が飲める人はほとんど珈琲が飲めると思います。



京都の珈琲博士