宝くじには、末等というのがあります。
ほとんどの人は、1億円とか1000万円とかの
高額当選を夢見て宝くじを買うのですが、
残念ながら、そんな夢がかなうことは、あまりありません。
たいていの場合、買った宝くじは外れて
1円も戻ってきませんが、
運がよければ、末等に当たることがあります。
末等の当選金額は1番低くて、
100円の宝くじを買えば100円の当選金が、
300円の宝くじを買えば300円の当選金が、
それぞれ末等の当選金として設定されていますね。
末等が当たる確率も10%しかないので、
末等でもあたるだけずいぶんとマシなんですが、
この末等、
じつはあまり換金されないという特徴を持っているんです。
宝くじ協会は宝くじにかんするデータを集めているんですが、
宝くじにかんして、
時効当選金、というのがあるらしいんですね。
どういうことかというと、
宝くじに当たったけれど換金しに来ないひとがいるために、
当選金の交付の期限を過ぎてしまうものがあるんです。
そういった、当選者に渡されない当選金は、
結局、地方公共団体の公共事業とかに使われる
ことになってしまうんですよね。
当選者からすれば、なんとももったいない話になります。
そして、そんな時効当選金の大部分を占めているのが、じつは、
末等の当選金なんです!
100円とか、200円とか、300円とかいった
少額であることがほとんどの末等の当選金は、
その換金のためだけにわざわざ宝くじ売り場まで行くのが
馬鹿らしい、と感じるひとが多いためか、
換金されない場合が少なくなくて、
それが積もり積もってすごい金額になっているらしいんですね。
そんな換金されない末等なんて、なくしてしまえばいいじゃん、
って思うかもしれませんが、
宝くじを発行している主体は、
あえて末等をなくすことはしないんです。
というのも、さきに述べてきたように
末等というのは換金されにくいという性質を持っているので、
末等をのこしておくと、換金されないお金が自動的に
地方公共団体に転がり込んでくるからで、
宝くじの運営主体とか地方公共団体にとっては
非常に旨味があるからなんですね。
宝くじというギャンブルは、
パチンコとか競馬、競輪、競艇とかに比べると、
非常に還元率の低いギャンブルです。
パチンコは80%くらいの還元率だったと思いますが、
宝くじは還元率が5割を割っていることもあるんですよね。
その意味で、非常にがめつく購入者からお金を取り立てる
宝くじなんですが、
末等を設けることによって、
さらに輪をかけて購入者からお金をむしり取ろうと
しているんですね。
さて。
そんな宝くじの末等なんですが、
換金しに行くのが面倒だから、といって行かないでいると、
宝くじ販売主体の思うつぼですよね。
かといって、
たかだか100円、200円のお金を手に入れるためだけに
換金しにいくのも、たしかに面倒です。
じゃあ、どうすればいいんだ!?ってことになるんですが、
いちばん手っ取り早いのは、
宝くじを買わないことですよね( ´艸`)
宝くじを買いさえしなければ、
宝くじ販売主体の強欲な罠にはまることもないわけです。
ほかには、
ロト6とか、ロト7とかの数字選択式の宝くじを買う
ようにするとかですね。
ロト6とかロト7とかだと、
末等にあたる当選の当選金額は1000円くらいですから、
まだ、宝くじ売り場に換金しに行く
モチベーションはわくかもしれませんね。
それ以外の方法で、自分がいちばんオススメなのは、
末等が当たった宝くじだけを貯めておいて、
1年に1回だけ換金しに行く、という方法です。
当たった宝くじの換金には期限があって、たいてい、
抽選日から1年以内になっています。
ということは、1年以内であれば、
いつ換金に行ってもいいんですよね。
よく宝くじを買うひとなんかであれば、
末等が当たることも何回もあるかもしれません。
そういうときは、
当たった宝くじを封筒にためておいて、
1年に1回だけまとめて換金しに行くようにすれば、
手間が省けます٩( ๑╹ ꇴ╹)۶