2日目の候補として 初めは北山東部コース 愛宕山 皆子山などを考えていたが 地図を見ていると比良山系が目に入った
これまで比良山の名前を聞いたことはあったが 特に関心を持ったことはなかった
ヤマレコで探してみると 比良山系の1000m峰14座を1日で回るというのがあった
「比良14」と言うらしく とりあえず地形図にルートを落としてみた
比良山には登山コースがたくさんあり 無理なら一部カットすればいいとの思いで挑戦してみることにした
坊村を通る国道は「鯖街道」とも呼ばれているようだが 山中にもかかわらず夜中でも自動車の通行量は多かった
未知のコースを暗い時間に歩くのは不安だったので 5時半過ぎに起きて準備を始めた
地主神社前の登山口を6:33に出発
写真では暗く見えるがライトはなくても歩くる明るさ
ほぼ同じ時間に入山した人が何人かいたがみんな武奈ヶ岳方向に向かっていた
最初は舗装林道歩き
途中地形図にも載っている「三の滝」というのがあった
数十メートル下りないといけないので時間を食うが もう来ることはないかもしれないと思い寄ってみることにした
落差が結構あり 白さが目立つ水量の多い滝だった
伊藤新道出合で山道へ
沢沿いの道は少々荒れ気味
先は長いのだが あまりにおいしそうだったので思わず収獲してしまった
ワサビ大滝
大滝と言うほどでもないなー
と思って上に行ってみると 数段の滝が続いていた
1座目白滝山1022m8:22着
オトワ池
長池
森山岳へは長池を過ぎたところで登山コースとは外れることになる
踏み跡はないに等しく マークなども一切ないので地形図を頼りに進んでいく
手の届かない所にびっしり
途中にある池の中に波紋が見えたので よく見ると小振り動物が水から出て行くのが見えた
少し進むと数頭のサルの群れがいた
すぐに逃げて行ったので写真を撮ることはできなかったが 池の中にいたのは彼らだった
もう少しでピーク
2座目森山岳1080m9:10着
標高が上がると シカの糞だらけの低い笹の中のけもの道を歩くようになる
天気予報は晴れだったが 出発から日は刺さずやや寒い
3座目蓬莱山1173.9m9:36着
点名「比良ヶ岳」の一等三角点
残念ながらガスで展望はなかった
スキーリフトの整備作業をしていた
出発以降初めて人影を見てほっとした
ゲレンデを下っているとだんだん晴れてきた
4座目打見山1108m9:55
風の当たらない陽だまりで パンを1個かじる
ゲレンデを下り 木戸峠を越え 落ち葉の道をサクサクと歩いていく
比良岳への分岐を西へ200mくらい入ると
5座目比良岳1051m10:42着
6座目烏谷山(からとやま)1076.7m11:08着
だいぶ見通しが良くなった
荷物をデポして縦走路から外れる
7座目摺鉢山1006m11:21着
烏谷山までもどると3人組が休憩していた
「白山が見える」と言っていたので 北の方を見ると
雪を頂いた白山~別山が見えた
アンテナが立っているのはカラ岳
蓬莱山もくっきり
パンを1個かじっていると 伊吹山の方の雲が取れ 左に御嶽山も見えるようになった
8座目堂満岳1057m12:43着
ここが一番人が多かった
このあたりで14座は無理と思うようになった
金糞峠でパンを1個かじる
北比良峠
9座目カラ岳1030m13:58着
パッとしないピーク
10座目釈迦岳1060.1m14:10着
木立の中で展望はない
八雲ヶ原
テントが3張り
釣瓶岳はあきらめ 比良スキー場跡を登る
11座目コヤマノ岳1181m15:20着
12座目武奈ヶ岳1214.2m15:37着
比良山系の最高峰で 360度の展望だった
行けなかった釣瓶岳1098m
左にコヤマノ岳 奥に蓬莱山
白山
薄く御嶽山と伊吹山
武奈ヶ岳への登りですれ違ったと思われる人のヤマレコを見ると 槍ヶ岳 中央・南アルプスも見えたとのこと
まさか見えると思っていなかったので 注視しなかったのが残念 (_ _。)
で 西方向に目をやると
クローズアップ
あの山容は?
<おわび>
上の写真で薄く見える山について 「大山」だと書きましたが そうではないことがわかりました
何と言う山かについては不明ですが 間違ったことを書いて申し訳ありませんでした
ワサビ峠
13座目御殿山1097m16:08着
武奈ヶ岳を振り返る
夕暮れに追われ下山を急ぐ
当然だが日が沈むと暗くなり 下の方は植林帯なのでさらに暗くなるが 意地でライトを点けずに降りて行った
地主神社前の登山口には17:11着
比良山荘の上に月と金星
1座行けなかったがよく歩いた
今の時期に明るいうちに14座廻るのは走らないと無理だろう