台湾映画『流麻溝十五號』だけはネタバレ有りで見た方がいいかも | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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台湾映画『流麻溝十五號』、英語のサブタイトルは《untold herstory》。これまで語られて来なかった歴史〈history〉ならぬ〈herstory〉-- 彼女の物語、です。これまであまり語られてこなかった女性にとっての白色テロ。この映画は初めて女性にフォーカスした物語となっています。


基本的には1953年の〈綠島再叛亂案〉がストーリーのベースになっています。「一人一事良心救國運動」、「刺青運動」からのでっち上げ反乱事件で無実の14名が死刑に。詳しくは⬇️のパンフレット。緑島の国家人権博物館で手に入れました。




幼い子を残して収監された母親、獄中で出産した女性、高校時代に読書会に参加しただけで捕えられた少女、すがりつく子供を引き剥がされ死刑場に送られた女性、新生(囚人)の男性と恋に落ち非業の死を遂げた島民の女性...。


そして美しい舞踊を披露し、政治犯として収監されている人々の心を慰め鼓舞したダンサー。


国共(国民党と共産党)の争いに巻き込まれ、無実の罪で捕えられ、拷問され、辱められ、殺された人々。彼女達が、彼らが、なぜそんな目に遭わなければいけなかったのか。歴史的背景はわかった上で(たとえネタバレでも)見た方がいい映画かなと思います。


https://www.taiwanplus.com/shows/culture/untold-herstory-a-film-about-female-thought-prisoners-of-1950s-taiwan/240223011/untold-herstory-full-movie


⬆️MYさんに教えて頂いた公式サイト。でもなぜか見れたり見れなかったりします💦