※2013年のアゲイン記事です!
アモイは台湾語のモトとも言える「閩南語」が話されている地域である。まったく同じではないが、台湾の閩南語(台湾語)とは、基本的に通じ合う。
しかし台湾における台湾語と同様、アモイでも閩南語のできない人が増えている。そのことに危機感を覚えて、地域の貴重な文化言語資源を残そうとがんばっている人たちもいる。が、その未来に対する悲観的な予測も多くみられるのが現状である。
わたしの友人のアモイ男子も両親は閩南語話者だが、本人はずっと「普通話」で育ってきて、高校に入ってから周りの影響で話すようになったという。わたしが何かと閩南語の話をふっても、なかなか乗ってきてくれない。ホントに興味がないみたいだ。
先日もわたしはしつこく台湾語を披露。コートはお母さんに買ってもらった、でも靴は自分でネットで買った、と彼が言うので
いくら?
ときいたら、最初はピンとこなかったみたいだが(わたしの発音の問題もある)、ああ、「多少銭?」ね。うちの母さんは「偌濟?guā-tsē?
」とだけ言うよ。と言っていた。
それでまたまたしつこく
ご両親はお元気?
ときくと、「序大人」って何よ?とフシギ顔。「父母親のことやろーもん」と言うと、そんなん聞いたこともないという。閩南語は知らない単語たくさんある、とも言っていた。わたしの発音の問題も大きいし、両地域での語彙の相違も大きいだろうから、ま、よくわからないんだけどね。
ちなみに、彼の中国語は、気持ちいいくらい捲舌音のない「ザ・南方系普通話」。台湾朋友Bちゃんにも一度会わせたことがあったが、台湾人の彼女をして「(話し方が)めっっちゃ台湾ぽい!」と言わしめた、台湾華語に近い(特に発音)中国語である。
好吃 は完全に「ハオツー」です。