台湾の文学作品のドラマ化&映画化①坊やのお人形とりんごの味 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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台湾の文学作品、文芸作品をドラマ化したり映画化したりした作品、本当に秀作が多い。数え上げればきりがないが、台湾映画界に大きな影響を与えたのはまず、1960年代の台湾郷土文学派を代表する作家、黄春明。

 

彼の『兒子的大玩偶(坊やのお人形)』と『蘋果的滋味(りんごの味)』は、侯孝賢監督と萬仁監督によって映画化され、1983年、オムニバス作品として上映された。

 

 

 

映画『兒子的大玩偶(坊やのお人形)』の主役は若き日の陳博正さん。台湾の偶像劇で見ないことはないくらい活躍している役者さん(最近では『一千回のお休みを』『天巡者』等に出演)で、台湾ドラマファンには超おなじみ。

 

 
↑サンドイッチマンの役なので顔が白いが、輪郭でわかる!超若い!
 
そしてモダニズム文学の旗手、白先勇の作品もいくつか映画化、ドラマ化されている。短編集『台北人』の中から『金大班的最後一夜』が映画に、『一把青』がドラマになっている。

 特に『一把青』は2016年の金鐘賞を総なめにした秀作。長編小説『孽子』も映画化&ドラマ化されていてこのブログでも何回か取り上げてきた。長くなりそうなので、『一把青』と『孽子』は次回に詳しく…。

 

エッセイをドラマ化した2作品『花甲男孩轉大人(お花畑から来た少年)』と『俗女養成記(女の幸せマニュアル)』についても次の次で。漫画をドラマ化した『用九柑仔店(いつでも君を待っている)』もわすれてはいけなーい。