意味によって声調が違う、3大覚えにくい漢字(たまり調べ) | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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※2016年に書いた記事のアゲイン記事。2回に分けて書いていたので合体させました。

覚えにくさは人によって違うので、あくまでもたまり調べ、ですが。でもま、この3つはどなたにとっても、覚えにくいランキングのけっこう上位に来るのでは。

そう、それは「轉」「倒」「當」のお三方。覚えるのに20年くらいかかりましたぜ。

まずは「轉」。覚え方はこれで。

「轉」
回転する時➡「zhuàn」4声
地球繞著太陽轉(zhuàn/地球は太陽の周りを回っている)

方向などが変わる時➡「zhuǎn」3声
轉運站(zhuǎnyùnzhàn/バスセンター)
轉車(zhuǎnchē/乗り換え)
好轉(hǎozhuǎn/好転する)
轉告(zhuǎngào/伝える)


次に「倒」。

「倒」
90度の傾き➡「dǎo」3声
倒車(dǎochē/乗り換える)
昏倒(hūndǎo/気を失って倒れる)

180度の傾き➡「dào」4声
倒車(dàochē/バックさせる)
倒茶(dàochá/お茶をつぐ)
倒福(dàofú/福の字を逆さまに)


そして「當」。

基本的には⇨「dāng」1声
「當(dāng)」には山のように意味があって登場頻度もこちらのほうが多そう。なので4声の「當(dàng)」とにどういう意味があるかを覚えて、それ以外は「當(dāng)」という感じで行ってみよう!

「dàng」4声になるのは➡
①適切である
適當(shìdàng)/恰當(qiàdàng)/用詞不當(yòngcí búdàng)→言葉遣いがふさわしくない

②〜と見なす、思い込む
把我當外人(bǎ wǒ dàng wàirén)→私をよそ者と見なす

③抵当に入れる
當舖(dàngpù)→質屋/當票(dàngpiào)→質札

④同一の時間
當年(dàngnián)→[事が起きた]その同じ年/
當天(dàngtiān)→[事が起きた]その同じ日
當時(dàngshí)→(その時)すぐに、即座に


※紛らわしいのは上記④同一の時間、と、dāngで発音する前置詞「當」との違い。後者は「ちょうど〜の時に」という意味で使う。これはホント覚えられずいまだに迷う。

當時(dāngshí)→ちょうどその時、当時

正當我要出門的時候(zhèng dāng……)→ちょうど私が出かけようとした時……