排灣族 泰武古謠傳唱 天使の歌声コンサート | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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台湾排灣族(パイワン族)「泰武古謠傳唱」という合唱グループのコンサートへ行ってきました。


元の名前は「泰武小学校古謠傳唱隊」と言い、メンバーは基本はここの小学校の子どもたち。



パイワン族の文化が子どもたちにうまく伝えられていない現状に危機感を抱いたパイワン族教師、查馬克•法拉屋(Camake•Valaule)先生が、2004年から伝統的歌謡の聞き取り、録音、歌詞の記録を始め、それらの歌を歌う合唱団を設立したのだそうです。



小学生の合唱団とみくびるなかれ。台湾国内だけでなく、世界各地で活躍するプロフェッショナルなコーラスグループなのです。




素晴らしかった! 最初の一声というか、コンサートの一番最初の曲、Gelu gelu / Idu という先祖の霊を迎える歌の出だしを聞いた瞬間、泣きそうになりました。


単純に透明だとか美しいとかいうのではなく、深みのある、厚みのある、響きのある、魂を揺さぶられるような歌声。そしてみんなが同じようにうまい。本当にうまい。小型アーメイや、小型范逸臣がたくさんいる感じです。


子どもたちを指導して率いているのが(多分プロデュースも)查馬克•法拉屋(CamakeValaule)先生。



コンサート終了後、お客さんを見送ってくれた查馬克先生に、「すばらしかったです、ありがとう」のパイワン語、「サイグムン、マジマジ」と言ってみました。パイワン語もできる台湾朋友Cさんに教えてもらってだいぶ練習したセリフ。


先生、「サイグムン!?わはは!!」「マジマジ!?ぐふふ!」と笑って(喜んで?)くれたから多分わかってもらえたんだと思う。やった!