ㄍㄧㄥ(ぎん)無理する、強情を張る | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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完全に台湾華語の一員として大活躍しているが、完璧に台湾語である。なので基本、注音符号で表されるのがこの言葉。

   ㄍㄧㄥ (king)  [ぎん] 
   つっぱる、無理する、強情を張る

この単語、わたしは14年前(?)に『流星花園』で初めて知った。と言ってもその頃は台湾語が何かということもよくわかってはいなかったのだが。でも文脈でなんとなくわかる言葉だし、まあとにかく使用頻度がハンパない。

『敗犬女王』でも第2話で早速登場。その後も5話までのうち合計5、6回使われている。第2話のセリフは、無雙(ウーシュアン)が盧卡斯(ルーカス)に、お金は出すから一晩つきあって。と頼む場面。一晩のお相手なんてあなたが払える金額じゃないよ、と言う盧卡斯(ルーカス)のことばを真に受けて、じゃあいくら出せばいいのよと言い募る無雙(ウーシュアン)。それに対して盧卡斯(ルーカス)が・・・

 我拜託妳,不要這麼ㄍㄧㄥ好不好?
 かんべんしてよ、
   そんなにムキにならないでくれるかなあ?

と言うのである。台湾語の辞書によると、漢字は「(king/ㄍㄧㄥ)」。動詞としての「弓」は、弓をこうぐーっと引いて、というか絞って、ギンギンに突っあの張る感じである。