菜鳥(càiniǎo)新人 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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またまた、台湾では聞かない日はない(最近では大陸でも)、というくらいポピュラーなスラング。それは、 

  菜鳥(càiniǎo) 新人


なかなか語源がわからなかったのだが、『台灣人也不知道的 台式國語』(曹銘宗)で解決。

一般には、台湾語の「菜鳥仔(tshài-tsiáu-á)」由来の軍隊用語が起源だと言われていが、この書籍では異なる解釈がされている。「菜鳥仔(tshài-tsiáu-á)」ということばは伝統的な閩南語には存在しておらず、「菜鴨」、「茶鴿」しかない。これらは肉食用に育てられる鳥のことで、そこから、もしかすると軍隊の中で「食べられるしか能のない鳥」、つまり何にもできない「新人」という意味で使われるようになったのかもしれない。ということである。


この本、ほかにもたくさんの台湾華語独特の語彙が紹介されている。オススメです。