台湾華語の文法 ②不錯吃(なかなかおいしい)これも2013年9月に書いた記事の加筆修正版です。“不錯”は「いい、すばらしい」という意味の形容詞。同じ「いい、すばらしい」という意味の“好”は“好吃”で「おいしい」となるが、“不錯”の場合は普通話では後ろに動詞は来ないのが普通。もし中国語検定で「美味しい」を“不錯吃”と書いたらバツかも。が、台湾ではフツーに言います、不錯吃(なかなかおいしい)。これももうおわかりと思うが、元は台湾語の言い方。台湾語の“袂䆀”(bē-bái/べばい)は華語で言うと“不錯”に当たるが、こちらはそのあとに動詞をとることができる。で、“袂䆀食(bē-bái tsia̍h)” で「けっこうおいしい」という意味になる。その影響で、台湾では“不錯吃” と言うのである。べばい(やるね)【「国語」に混じってシレーっと使われる台湾語】 | 台湾語がちょびっと話せるよ!--我會曉講一點點仔台語!gamp.ameblo.jp動詞は“吃”(食べる)だけに限らない。“不錯看”は、けっこう面白い、きれい、かっこいいetc…。「だって彼けっこうかっこいいから♡」