台湾男子の中国語・捲舌音(ケンゼツオン)篇 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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※ジェリーのことが頭から離れない。ので、ジェリーのこと書いてた記事をアゲインで。

捲舌音(ケンゼツオン)というのは、漢語ピンインで書くと zh ch sh r。注音符号で書くとㄓㄔㄕㄖ 。舌を巻くというか、反るというか、して出すそんな音。

この音が台湾の中国語では極端に少ない。というか、舌を巻くのは北方の中国語の特徴なので中国大陸でも南方のコトバには捲舌音のないものが多い。で、私はこの舌を巻かない台湾の中国語がめちゃめちゃ好き。

きっかけはお約束、ジェリー様。『流星花園』でのセリフもそうだが、一つものすごく印象に残っているのが『白色巨塔』でのセリフ。恩師である医師が実は自分の恋人の元カレで、彼女の部屋に行ったらその恩師がいて驚いたジェリーが「ら、老師!?」と呟く場面。

「ら、らおすー!?」なんですね、これが。ものすご可愛いんですね、マジで♡♡♡

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と、こんなに好きな、舌を巻かない中国語なのに、聞き取りでは今でも苦労する私。台湾語の先生が台湾語の意味を説明してくれるときに、ときどき???となることもある。

例えば「撞」。先生が「ずあん」と言うので一瞬わからず(nとngの聞き取りも苦手なので(;'∀'))、「zuàn???」ときくと、
いや、『ずあん』!
「ああ、zhuànね!」
「違う、『ずあん』!」

結局「zhuàng」だったという(笑)。

「zīsírén」も一瞬脳みそに引っかかったなあ。ま、このときは文脈があったので、すぐ「zhīshírén(知識人)」に変換できたけど、文脈なしだったらキビシかったかも。

普通話の規範では「知識」の「識」は軽声で「zhīshi」。2音節の単語で、2音節とも捲舌音。それに軽声問題までからんでくるとなかなかハードルが高い。

早く慣れなきゃ♡