男には見えない女性の暴言
世の中には、同僚女性に暴言を吐く女性がたくさんいる。らしいですね。
この暴言女、例えばどういう女性かというと、
1、誰彼かまわず暴言を吐くタイプ→こういう人は、メンタルにちょっと問題のある方が多いようです。
2、ターゲットを定めて集中砲火するタイプ→いわゆるいやがらせタイプですね。おじさん上司にも多いようです。
3、自分は毒舌だと開き直るタイプ→仕事ができる上司や自分で自分のことをおもしろいと勘違いしているタイプに多いです。
4、暴言という意識がまったくないタイプ→男性人気があり、仕事は対してできないが、同僚女性の前では平気で他人の悪口を言うタイプ。仕事は一生懸命やるけれど、テンパりやすくテンパると思わず暴言が出るタイプです。まれにですが、手が出ます。
おおきく分けて、上記4つに分類されると思うのですが、一番やっかいなのは、上記4つプラス、
「まあ、ああいう人はたまにいるから、仕方ないんじゃない」
と、ほっとかれる素質を持っているタイプの女性です。
1番タイプで、こういう人は少ないと思いますが、2、3、4に当てはまる人で、こういう人は案外多いんじゃないでしょうか?
ていうか、1番タイプははたから見ても抜き身の刀のように危ない感じが出まくっているから、「あいつ、ほっといたらホントに危ない」ってことで、周りが対処を考えるようになりますが、2、3、4番は、基本的には、
当事者でなければ、大した問題があるように見えてない
からなのでしょう。だから、「ああいう人は〜」と、ほっとかれる。
でも、ほっとけるのは、そう言っている本人が当事者ではないからです。
これが、当事者になってしまったら、
ただ、黙ってじっと嵐が過ぎ去るのを待つしかない。
もしくは、
これ以上、傷つきたくなから、ウンウンと、うなずいて同意の意思を示し続ける。
そういう反応に終始します。
「どうして?きちんと反論すればいいじゃない」
それが、できないのです。
暴言を吐く人間は、言い返せない人間を選んで暴言を吐くのですから。
基本的に、人は、争いごとが嫌いです。
何事もなく、日々、平和に過ごしたい。
対岸で火事が起きていても、自分に火の粉が飛んでこないのであれば、知らんぷりをしていたい。
それが、いいか悪いかはまた別の問題として、誰しもが、そう願って生きています。
だからこそ、
暴言を吐く人間がのさばるという悪循環にもなっているわけですが。
でも、一度、火の粉が振りかかってしまったら、その火はすぐに大きくなり、ほっとけば、あなたを燃やし尽くしてしまいます。
そうならないためにも、急いで消火しなければなりません。
でも、できない。
どうやればいいのかわからない。
消火器が目の前にあっても、使い方がわからなければなにもないのと同じです。
火は燃え続け、どんなに同意の意思を示しても、彼女の暴言は収まるどころか、エスカレートしていくばかり。
あなたのストレスは、限界を超え、思考が停止し、そのうち、表情がなくなり、気がついたら、職場鬱(うつ)なんて状態になっていた。
これは、決して大げさな話ではありません。
では、ここで、本当にあった話をします。
独身女が、子供を持つ同僚に放つキラーフレーズ
小学生と幼稚園に通う40歳の女性社員Hさんは、子供が病気で休むたびに、会社を休んでいます。
その理由は言わずもがな、共働きの夫が仕事を休むことができないからです。(これも世の流れから考えるにどうかと思いますが)
だから、Hさんは、大好きな営業職に就くことはできません。
イレギュラーな休みを比較的取りやすい事務系の部署にいます。
とはいえ、急な休みはやはり同僚に迷惑をかけますし、気を使います。
しかし、いくら気を遣っても、冬の時期になると、インフルエンザA,B,Cや急性胃腸炎、下痢おう吐症など、子供たちへの魔の手が次から次へと伸びてくるのです。
こればかりは、親がどんなに予防していても、
絶対無理!
幼稚園や学校は、ウィルスの温室ごとく、健康な子供たちの細胞に容赦なく巣食って拡散していきます。
だから、H さんも幾度となく会社を休みます。
携帯電話に直接かかってくる学校からの電話で、楽しいテーマは皆無。
液晶画面を見て、あ〜っと天を仰ぎます。
腰を深く折り、
「本当にごめんなさい」
「インフルだったら一週間来なくていいからさ。うつされたらこっちもたまんないからな」
こういう言葉には、むしろ救われます。
歓迎こそされなくても一応、許しを得たことにはなります。
気持ちよくはないけれど、ホッとはします。
Hさんは、後ろのブースに座る天敵独身女K36歳と接触しないように急いで片付けを済ませ、会社を出ようとしていました。
そのときです。
「Hさんの子供、こないだもなんかで休んでなかったっけ〜」
「えっ?ああ、こないだは急性胃腸炎で…、でも、今回はインフルになっちゃったみたいで…ごめんなさい」
「あ〜ほんと、からだ弱すぎ! こ・ど・も!いい加減にしてよねっ!!!」
たったひと言で、Hさんは固まってしまいました。
言葉が胸の奥に突き刺さり、後頭部に強い衝撃を受けました。
言葉は出てきません。
完全にフリーズ状態に陥ってしまいました。
タイミングを見計らってKは言います。
「インフルでもなんでも、早く戻ってください。困っているのはこっちなんで」
「……はい。ごめんなさい」
Hさんはそう答えるので、精一杯でした。
思考は停止したまま、帰り支度を済ませ、トイレに入った瞬間、涙があふれ出てきました。
「なんで、あんなひどいことを平気で言えるんだろう。びっくりしすぎてなにも言い返せなかった。でも、なんて言い返せばいいの?悔しいけど、やっぱりわたしは言い返せない」
つづく
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