ママ友は友達じゃない!vol15 〜”子供のため”という武器〜 | レスキュー女子es番外 『料理でコーチング』

卒園するころには、すべての保護者のこと、嫌いになってるよ

 

 

 

 

「いいわ。わかったわ。引き受けてやろうじゃないの。とことん、あの人たちと闘っ

てやろうじゃないの!」

 

 

 

 

そう息込んで、広報という仕事を引き受けることに決めた緑子さんでしたが、毎月の会報誌の作成や地域住民への挨拶回り(都心の公立保育園は住宅街にある場合が多いため、騒音に関するトラブルが絶えません。

 

 

 

 

運動会を休日には行えない。

 

 

 

学芸会を別の場所で行わなくてはならない。

 

 

 

など、地域住民との話し合いを行うのも父母会の仕事の一つ。

 

 

 

 

 

保育園の行事をお知らせしたり、保育園の内情を知ってもらうための見学会の案内状を送ったり、実に多くの仕事があるのです)など、仕事の量が半端なく多い。

 

 

 

ご主人と協力しあっても、どうしてもできないということがわかったのです。

 

 

 

 

(なるほど、これじゃあ誰もなりたがらないわけだな)

 

 

 

そこで、緑子さんは、初めての役員会で「やはり広報は無理です。時間の制約が比較的少ない係と変えてほしい」

 

 

と、提案をしました。

 

 

 

 

すると、イベントや謝恩会の企画・運営担当の係の女性が交代を申し出てきました。

 

 

 

その方は、

 

「謝恩会の係をやるくらいだったら広報のほうがいい。緑子さん、交代していただけますか?」

 

 

そう言うので、緑子さんは、快く引き受けることにしたのです。

 

 

 

と、いうのも、

 

 

 

「あれほど、ママ達は以前わたしに『パンジー会に入らなかったら謝恩会には出られない』と、言っていたはずなのに、パンジー会に入っていないわたし(あくまで”特例”で役員をやっている状態)が謝恩会の担当役員をやるなんて、逆におもしろいかも」

 

 

 

そう思ったのです。

 

 

 

 

結局は、

 

 

父母会が勝手につくったルールなんて、こうやって、自分たちの都合で簡単に変わるのです

 

 

 

(だったら、謝恩会も自分の好きなようにやらせてもらおう)

 

 

 

緑子さんはそう考えて、気持ちを切り替えました。

 

 

 

当然のことながら、パンジー会に入会していない緑子さんが、謝恩会係になることに反対する人は誰一人としていませんでした。

 

 

 

 

だって、反対したら、自分がやらされるんですもんね。 

 

 

 

だから、みんな口をつぐむんです。

 

 

 

結局、この程度のことなんです。

 

 

 

 

みんな、「子供のため、保育園のため」と、言いながら、自分の都合しか考えていない。

 

 

 

 

子供のため、保育園のため」どうやって、自分に近い(友達じゃない)ママ友を利用しようか。

 

 

 

 

そんなママ友のために、思い悩み続けるなんて、バカらしいと思いませんか?

 

 

 

 

そのことに、どうぞ、気付いてください。

 

 

 

 

 

翌日、卒園した前年度の謝恩会係の方に引き継ぎでお話をうかがうと、その方は開口一番、こう言いました。

 

 

 

 

謝恩会が終わる頃、すべての保護者のことを嫌いになっているから覚悟しといてね」

 

 

 

 

それに対し、緑子さんは、

 

 

 

 

「はい。わかります。わかります。もう覚悟はできています」

 

 

 

つづく

 

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