Ｃ５７２０１（旧神居古潭駅）

道央の保存蒸気機関車めぐり、１６機目は旧神居古潭駅に保存されているＣ５７２０１です。
Ｃ５７２０１
1947-9月：三菱重工業三原製作所製番534　配属札幌局配置小樽築港区
1968-9月：旭川区
1969-10月：廃車
1969-11月：神居古潭公園（旧神居古潭駅）に保存

dikeidoさんお待ちかねのC57201です。C57の4次型12両のうち唯一の現存機です。4次形は戦後1947年（昭和22年）の製造。3次形までが大きな変化がなかったのに対し、4次形では同時期に製造されたC59形の設計思想を取り入れた大幅な改良が施されています。キャブが密閉式となり、デフレクター前部上端は45度に切り取られ、テンダーがが船底形となったことなどが特徴です。しかもこの201号機には重油タンクまで装備、スノーブラウも含め非常に重装備なC57といった印象です。

機関車の状態は露天ということもあり、少しくたびれてしまっている印象です。この201号機は旧線の廃止と共に保存されているので、1969年（昭和44年）という比較的早い時期から保存されています。保存開始からすでに45年、製造後の現役期間がわずか22年間だったのですでに倍以上の時間ここで余生を送っていることになります。隣りに保存されている29638は50年以上活躍したので、少しもったいない気もしますね。

※2014年9月6日訪問
※2014年訪問数 ８０機
※累計訪問数 　３４１機