29638(旧神居古潭駅) | 海水浴特急【全国保存蒸気機関車めぐり】

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全国各地470余りの保存蒸気機関車を訪ねています。現在の訪問数450機です。

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道央の保存蒸気機関車めぐり、15機目は旧神居古潭駅に保存されている29638です。


29638
1917-12月:小倉工場製番1 配属西部局配置不明
1931-1月:大館区
1938-9月:酒田区
1947-4月:函館区
1955-10月:倶知安区
1960-4月:苗穂区
1967-3月:室蘭区
1968-11月:名寄区
1969-10月:廃車
1969-11月:神居古潭公園(旧神居古潭駅)にて保存


それでは旧神居古潭駅に保存されている3機の機関車のレポートです。まずは先頭の29638です。

この機関車のトピックスは小倉工場製の1号機であるということ。今から97年も前に、当時の小倉工場の方々のご苦労で誕生した機関車です。完成したときの喜びはいくばくのものだったのでしょう。30年余の東北での活躍の後、北海道に渡りこの北の大地でも20年働き廃車となりました。その後この場所まで回送されたものと思います。当時の事はわかりませんが、自力走行だったのでしょうか?だとすればそれも幻想的な話ですね。

機関車の状態は3機のうちでは一番良くありませんでした。後方の2機の状態は悪くなかったので、順番に整備されていて次が29638なのかも知れません。非公式側のランボード上には草が生えていたり、キャブの窓枠は脱落しています。しかし大型のスノーブラウや手すりなど、北海道機らしい風貌です。

他の方のblogでも書かれていましたが、この29638は正面から見ると公式側に少し傾いていますね。
今後の保存に向けては少し心配です。


※2014年9月6日訪問
※2014年訪問数 79機
※累計訪問数  340機