神中鉄道3号機(2回目 相模鉄道かしわ台車両センター) | 海水浴特急【全国保存蒸気機関車めぐり】

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全国各地470余りの保存蒸気機関車を訪ねています。現在の訪問数450機です。

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広島~山口機関車めぐりも2日目のレポートが終了したので一休み。先に旬な話題をお届けします。
相鉄かしわ台駅近くの相模鉄道車両センターに保存されている神中鉄道3号機を見てきました。ここはちょうど2年前にすでに訪問しているのですが、その時も良好な保存状態であったのを覚えています。


しかし今回再訪問して驚きました。機関車、客車とも非常に素晴らしい状態に再整備されていたのです。
車体は古い塗装を完全に落とした上での再塗装。塗装面は非常に美しく輝いています。ロッド類も前回の訪問時は黒に塗装されていましたが、今回は塗装を落とし磨きだした上でクリア塗装されています。動輪の刻印も蘇り、はっきりと読み取れます。キャブ内も前回は黒の単色塗装でしたが、今回は銅菅も磨き出され現役機さながらです。汽笛や安全弁も磨きだされています。機関車素人の整備ではないことは明らかです。

不思議に思ったのは誰がこの整備を行ったのか?たとえ鉄道会社の敷地内に保存されている機関車でも、広島工場内のD521のように長い間整備されていない機関車はたくさんあります。利府のように機関車が放置されてしまうことすらあります。鉄道会社は自分で保存蒸気機関車の整備をする余裕はありません。相鉄もこれまでこの機関車をもの凄く綺麗にして来たという訳ではないので「なぜ今回ここまで?」という思いにかられます。その答えは今回整備を依頼した塗装会社にありました。

株式会社小瀬木塗装
http://www.rls.co.jp/

数々の鉄道車両の塗装を手がけて来た小瀬木塗装に依頼したのです。こちらの実力は大したものだと感じました。単に綺麗に塗装するだけでなく、現役機当時に近付けることへの強いこだわりを感じます。本当に蒸気機関車のことを理解されている会社であると感じました。全国の保存蒸気機関車の整備を考えている自治体で、業者選定の判断に悩んでいるようでしたら、この小瀬木塗装にお願いすれば間違いないことと思います。それだけの実力を持った会社であると感じました。