Ｃ５８５１（松阪市中部台運動公園）

和歌山～三重の保存蒸気機関車めぐり、４機目は松阪市中部台運動公園に保存されているＣ５８５１です。

Ｃ５８５１
1939-1月：川崎重工兵庫工場製番2037　大阪局配属奈良区
1944-8月：王寺区
1955-8月：奈良区
1962-4月：亀山区
1971-9月：廃車
1971-11月：松阪公園に保存
1991-2月：中部台公園に移転
　
今回の南紀保存蒸気機関車めぐりの旅で一番楽しみにしていたくろすけくんことＣ５８５１です。前日から天気が不安定だったのですが、訪問時はすっきりと晴れてくれました。

対面したＣ５８５１は朝日を受けて黒光りしていました。遠目からでもしっかりと整備されているのがすぐにわかります。近づいてみると、特に素晴らしいのは足回りでした。完全に磨きだされたロッド類、すべての刻印が見て取れます。動態機以外でここまで整備された足回りは、なかなか見ることができません。そして連結器、こちらは足回りの綺麗な機関車でも塗装されているケースが多いのですが、しっかり磨き出しされています。私が訪問することでキャブの窓は開けておいていただけたのでしょうか？キャブ内も見学することができ、綺麗なメーター類も確認することができました。ありがとうございます。

この５１号機も整備されていない期間が長く、整備には相当のご苦労があったようです。しかしN.E@C5851さんをはじめとする保存会のみなさんの手により、見事に復活しました。それは機関車各所で確認することができ、整備により補修された場所、新しい部品を取寄せ復元された場所、自作により復元された場所など、様々な手を尽くされていることがよくわかります。公式側のキャブ外装まわりなど、これからも作業は続きそうですね（笑）

屋根の天井は鉄板張りではなくアクリルによるもの、くろすけくんを明るく見学することができます。遠くの山々を見渡せる高台の公園で、くろすけくんは本当に幸せそうでした。N.E@C5851さん、今回は色々とご配慮ありがとうございました。これからもくろすけくんがどんどん綺麗になっていくことを楽しみにしております。

※2013年12月23日訪問
※2013年訪問数 ２０８機
※累計訪問数 　２６０機