いすみ鉄道満喫! | 海水浴特急【全国保存蒸気機関車めぐり】

海水浴特急【全国保存蒸気機関車めぐり】

全国各地470余りの保存蒸気機関車を訪ねています。現在の訪問数450機です。

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神戸・大阪・京都レポートが終了して一休みしていましたが、鉄分も不足してきたので先週の土曜日はいすみ鉄道に行ってきました。いすみ鉄道はキハ28が導入されてからまだ訪れてなく、一度ちゃんと見たいと思っていました。高速が延伸したのでアクアラインを走って1時間少々、やはりいすみ鉄道へのアクセスは向上しています。

上総中野の隣、西畑駅で大原からの折り返し101Dを待ちます。しばらくすると上総中野方のキハ52を先頭に101Dがやって来ました。ローカルな風景のいすみ鉄道沿線に、国鉄型気動車は実によく似合います。
すぐに列車を追い、上総中野に向かいます。今回は撮影するだけでなく、ぜひ乗車してみたかったのです。上総中野からは折り返し大多喜行きの普通102Dとなり、大多喜からはまた折り返しの上総中野行き普通103Dとなるからです。貴重な国鉄型気動車に普通乗車券だけで乗れ、しかも頻繁に往復し乗れる機会の多いダイヤ編成。これも鳥塚社長の思惑でしょう。せっかくの鉄道資産を最大限に活用しようという意思が読み取れます。

上総中野駅に停車したキハ52+キハ28は、昭和40年代の国鉄そのものです。隣に停車している小湊鉄道のキハ200とも実に良く似合います。平成の世の中にこの風景が実現していること自体すごいことです。車両を見ると、今年から営業運転に入ったキハ28は塗装も新しく新車のような輝きです。しかし運用3年目となったキハ52は少し錆も目立ち始め、年季が入ってきたなぁという印象です。もしかしたらこれも鳥塚社長の作戦なのかも知れません。ぴかぴかの車両ばかりのローカル線なんてありませんからね(笑)

いよいよ乗車します。今回はキハ52に乗ることにしました。その理由は、この日キハ28には座席間に大型のテーブルが設置されていて、オリジナルの状態ではなかったからです。また2エンジンのキハ52のほうが、サウンド的にも満喫できるのではと考えました。そしていよいよ発車です。DMH17のエンジン音が響き、ゆっくりと動き出します。とても暑い日でしたが、窓を全開にして全身に走行風を受けます。田んぼのあのなんとも言えないにおいが、車内でもはっきりわかります。レールのジョイント音が短いピッチで響きます。これぞローカル線の醍醐味!自宅からわずか1時間ほどでこれが味わえるなんて、なんて幸せなことなのでしょう。

20分ほどの乗車で大多喜に到着し、大多喜からは11:30発の103Dでまた上総中野に戻りました。クルマで来ても気軽にに国鉄型気動車の旅を満喫できるダイヤ、感心しきりです。そして今度は沿線で折り返し104Dの撮影。有名なあの「普通の踏切」での撮影も、ちょうど青空に恵まれ撮ることができました。そして最後は国吉駅で106Dの撮影。ここは昨年引退した久留里線のキハ30が留置されていて、ここでも国鉄ローカル線の風景が再現されています。しかも駅長さんによるタブレット交換のパフォーマンスまで。サービス満点です!

という訳で、まる1日どっぷりといすみ鉄道につかり鉄分を補給して来ました。
本当にオススメです。みなさんもぜひいすみ鉄道を訪ねてみてください。


※2013年9月7日訪問
※今回は撮り鉄の練習もして来ました。写真についての忌憚のないご意見・ご感想をお寄せいただけると嬉しいです。
 自分的にはどれも「これだ」というオリジナリティーに欠け、誰でも撮れるような写真であったと反省しております(涙)