今回は第二話!
ブルース・リーが登場「波止場の対決」という話です。
主人公ロングストリートはある事件を調査している時、
それをやめさせようする3人の暴漢に襲われてしまいます。
そこに偶然ブルースが通りがかり
(役名もリー)助けに入ります。
第一話で銃の練習に励んでいたロングストリートですが、周りから止められていました。
彼は彼なりに身を守る術を探していたのでしょう、頼み込んでリーから護身術を習う事にしました。
盲目のロングストリートに対してリーは勝とうとするな、と教えます。
つまり「勝ちたい」という気持ちが戦いにおいては邪魔で、それよりも音や気配に集中しろ、という事なんですね。
とても護身術的だと思いますし、
剣護身術の「負けない戦い」に通じる考えです。
ロングストリートに対して目突きを教えますが、盲目であるロングストリートは拒否します。
しかしリーは「それはあなたの問題だ。相手には関係ないんだよ」と諭します。
犯人を炙り出すために暴漢の一人である波止場のリーダーに決闘を挑みます。ケンカをふっかけて組織に揺さぶりをかけるという、知的なロングストリートらしからぬ方法ですが、こういう荒ぶる気持ち、犯罪を憎む強さが彼の魅力でもあるんですよ。
決闘シーンでロングストリートは蹴りを使います。
この時代のアメリカのドラマの喧嘩シーンは通常ボクシングスタイルの殴り合いが普通ですから、蹴りを使うだけでも珍しいのに、ロングストリートの蹴りは脛を狙う、脚を払う等、超実戦的な内容で、
1971年にこの振り付けをしたブルースは流石です!
もちろん始めはやられてしまいますが、リーの指導を思い浮かべながら、必死に食らいつき、ついには勝負心を超えて相手の靴音に集中し、タックルで倒してから首を絞めて失神させ、勝つことができました。
最後「どうして勝つことができたんだい?」
という仲間の問いに対し「空のコップにお茶を入れて飲んだだけさ」と答えて話は終わります。
今回も映画のように内容の濃い話でした。
実はこのドラマの制作兼脚本家のスターリング・シリファントはブルース・リーの弟子で、
ブルースの教えを生かしたドラマを作ったんですね。
いかにも東洋的な、精神や心のあり方を語る話でしたので、アクションも相まって大好評となり、
シリーズ中何度かブルースはゲスト出演することとなりました。
私の感想は、パイロット版から続けて観ていていて、はっきり言ってブルース・リーは浮いてます。
出ている役者さんたちのエネルギーから突出している為、脇役をやるのに無理があるというか笑、
「ドラマが持っている空気感」
が変わってしまうのです。
主役は「続・猿の惑星」の主役を演じたジェームス・フランシスカスという俳優さんですが、
ブルースが出て来ると影が薄くなってしまい、主役感がなってしまいます。
可哀想に笑。
ブルースの指導風景は技術と心のあり方を同時に教えていて凄いなと思います。
そんでもって
ジャージがこんなに似合う人はいません!笑
この事についてはいつか語りたいと思います。
ドラマでブルースが登場するシーンはわずかですが、
居なくても十分面白く、よくできた脚本なので、全話観たいと思います。
盲目であるが故に人が気づかないところに気づくロングストリート。
それは観ているこちらにも発見を与えてくれます。
障害を持っている主人公のドラマをこの当時から丁寧に作れるアメリカはさすがですね。
勇気MAX!