私はこのニュースを知りませんでしたが、協力して男を取り押さえた4人に感謝状が贈られたというニュースで知りました。
詳細を読んでみると、見ず知らずの4人でしたが会話することもなく連携した姿に感動しました。
1人は後ろの座席の男の異変を感じ運転手に知らせて通報を促し、
1人はカッターを持った手を押さえ、他の方も協力しました。
多くの乗客は異変に気づかなかったようですが、いち早く察知し、行動した方がいたおかげで、
犠牲者が出なくて済んだのです。
これが、カッターを振り回し始めてからだと、取り抑えるのは容易ではありません。
動き始める前に抑えたからこそ(少し怪我はされた様ですが)事なきを得たのです。
積極的に行動しようとする方が偶然揃っていたことに、私は不思議な気持ちがします。
知らない顔をする人が殆どなんですから。
しかしこの様なバスや電車の中という密閉空間では逃げられない恐怖から
パニックも起こりやすいですし、勇猛果敢に向かっていったとしても命を落としかねないのですから、
こういう時はどうするのか、やはり事前に自分の行動規範を作っておくのが良いと思います。
それが「護身術」です。
そして対処法を「技」として学んでいけば更に良いですよね。
剣護身術では「対刃物技法」として、刃物に相対した時の心構え、捌き方を学ぶことができます。
初めに動いた方は、自分の後ろの席の男が「もう一緒に死ぬしかねえ」という言葉を聞いて
行動を起こしました。
「どうしよう、ただの独り言かも」
「まさか何もしないでしょう」
などと思っていたら殺傷事件が起こっていた筈です。
あれこれ考える時間より行動優先の「時」というものがあります。
この4人の中には女性もいました。
この4人の勇気と行動に賛辞を贈りたいと思います。
勇気MAX!