ベラルーシ国立放射線生物学研究所によるEMの研究 -放射性物質、重金属の農作物への移行抑制- | EM(有用微生物)の力で子供達に未来を!

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ベラルーシ国立科学アカデミー放射線生物学研究所におけるEMの研究報告
http://www.unet.or.jp/docs/download/007.pdf


【経緯】1986 年に起こったチェルノブイリ原子力発電所事故は、ベラルーシ共和国の国土の 7 割を放射性物質で汚染し、住民の健康に甚大な影響を及ぼした。国内における放射能の汚染程度や拡散状況の把握、人体や生態系に対する影響などを科学的に調査・評価する必要性から1987 年にベラルーシ国立科学アカデミー放射線生物学研究所が設立された(図1)。同研究所とEM研究機構との関係は古く、1996 年~ 1999 年にかけてEMによる放射能汚染対策に係る共同研究が実施され、放射性物質で汚染された農地にEMを散布することにより、土壌中の 90Sr の作物への移行が抑制されることなどが報告された。

 しかしながら、研究を牽引してきた初代所長のコノプリア博士が死去した後は両機関の関係が希薄になったが、同研究所では独自にEMの研究を継続していた。福島第一原子力発電所事故をきっかけに、EMによる放射能汚染対策に関する研究を推進するために、2011 年に共同研究プロジェクトを再開した。

主な研究テーマは、
①様々な農作物への 137Cs 及び 90Sr の移行抑制
②放射性物質の農作物への移行抑制メカニズムの解明
③農作物への重金属の移行抑制
④土壌中の放射性物質の低減化
⑤内部・外部被ばくに対する保護効果


である。
【最近の研究結果】2011 年 10 月 13 日~ 14 日にベラルーシ共和国のゴメリで開催された国際科学会議「放射能とチェルブイリ:科学と実証(International Scientific Conference “Radiation andChernobyl: Science and Practice)において、 EM散布による土壌中の 90Sr や 137Cs の様々な農作物への移行抑制効果について発表がなされた。
 また、2012 年11月8日に福島県で開催された環境フォーラム「うつくしまEMパラダイス」では、上記国際会議発表された内容に加えて、EMやボカシの施用には、植物の根から吸収容易な水溶性 Cs の割合を減少させ、吸収が困難な形態の Cs の割合を増加させる作用があり、その結果、植物体に移行する Cs 量が減少したことが報告された(図2)。
 本年 2013 年 9 月26日~ 27日にベラルーシ共和国で開催された国際科学会議「放 射 能、環 境 と 技 術 圏(International Scientific Conference “Radiation ,Environment and Technosphere”)において、同研究所の研究者らにより、放射能汚染対策だけでなく農業や畜産分野においてもEMが試験的に導入され成果を上げていることが報告された(図3)。


同様の実験結果は国内でも。

福島県農林水産部が発表
EMによる農作物への放射性セシウムの以降抑制効果

http://www.ecopure.info/topics/topics_082.html

九州大学
微生物の代謝を利用した重金属汚染土の浄化効果

http://www7.civil.kyushu-u.ac.jp/geotech/pp_geoenv/09-2.pdf