EM（有用微生物群）の活用による、重金属土壌汚染、水質汚染対策が注目を集めている。
国内、海外の各研究機関で実証実験により効果が確認されており、今後更なる応用研究、現場レベルでの活躍が期待される。
詳細は以下のサイトから。
http://dndi.jp/19-higa/higa_67.php
EMによる重金属の吸収抑制
エジプトの廃棄物の治療に効果的な微生物技術の展望
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3609181/
九州大学 有機系資源を活用した新たな地盤環境改善技術の適用について
http://www7.civil.kyushu-u.ac.jp/geotech/pp_geoenv/09-10.pdf
VIT University, Vellore, India
有用微生物の下水処理への処方、応用
Formulation of Effective Microbial Consortia and its Application for Sewage Treatment
九州大学では重金属汚染土の浄化に、EMを使用し嫌気発酵した土壌が効果的だとの結果を示した。
嫌気・好気発酵による効果
嫌気・好気発酵した場合の六価クロムの溶出結果を図－２に示す。図には竹酢液や腐葉
土を添加した場合の結果も含めている。六価クロムの最大溶出量が 0.10mg/L の結果であるが，模擬汚染土の値が 0.10mg/L を越えているのはばらつきや誤差のためであると考えられる。好気発酵を行うと溶出濃度が低下し，さらに嫌気発酵では定量下限値まで低下した
また、インドのヴェールール工科大学では、EMの活用でBOD、COD、TDSとTSSは、治療の3日後にはそれぞれ85％、82％、55％、91％減少を確認している。