一人語りでも | Chemistry

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しようかね。

今回は今年の文芸コンクールに寄稿する作品について、少し。




入賞したとはいえ、恥ずかしいほど多くの問題点を残した去年。

え?あんなのが良かったの?本当に面白かったんですか?と今でも

思ってしまう作品。あれは黒歴史確定です、ありがとうございます。

あんなのが冊子という形あるものに残ってしまうなんて・・・・・・orz

それにしても、私は表彰式のプログラムに組み込まれていた入賞者のフリートークで

とんでもないことを口走ってしまった。(笑)


「他人と話が被るのが嫌なんです。自分でしか書けない話を書きたい」


あぁぁあぁぁぁあああぁぁ・・・・・・・マジでとんでもないことを口走ってしまったよ、私。

何か会場内にいた入賞者の方達に喧嘩を売ってんじゃねぇかって思った、真面目に。




まぁ、今年はそんな去年の問題点と反省を活かして、創作していこうかな

なーんて思ってます。

高望みだとは思うけど、2年連続入賞を狙います。

・・・・・・できたら・・・・・いいな・・・・・・・。




今日、ふと頭の中で思い浮かんだものがあったんです。

「退廃的」っていうね。

退廃的っていうと何だか厨二病な感じがするなと思ったのはきっと自分だけ。

そして、それにはシリアスとか真面目な話が物凄く合うと思ったんだ。

ほのぼのも意外性があって面白いとは思うけれど。

それでもやっぱり何か真面目な話の方が世界観、っうか

そんなものと合う気がしてならないのさ。




崩れた瓦礫を越えて歩く一人の少女。周りには人っ子一人いない。

少女の瞳には生気が見られず、沈んだ黒色の眼球が遠くを見据えている。

灰色の雲の隙間から差し込む日光―天使の梯子とも呼ばれている光芒という現象―は

まるで大きな手で温かく地上を包み込んでくれているようだった。

少女は崩れた瓦礫を越え続け、高く積まれた瓦礫の山へ登り始める。

瓦礫の山を登り終えると、彼女は目を瞬きさせながら周りを見た。

地面に突き刺さった鉄柱や瓦礫、大きく傾いた建物。地面は見えず、目を疑うほど透き通った水が

遠くまで広がり、大きな海と化している。そんな光景を黙って見ていた少女は目を伏せて

「               」

と呟いた。




ちょっと突発的にこんな文章を打ってみた。退廃的となると私がすぐに

思い浮かぶイメージは上の文章にある風景。

世界の終わりっていうか(なんかこれも厨二病だ)、ゲームにも何かでてきそうな感じの。




今年の文芸コンクールに寄稿する作品は「退廃的」をテーマに書き進めていこうかなと

考えています。その中でも暗示とか、私の好きな神話関係のことも織り交ぜていけたら

去年よりはちょっぴりマシな作品ができあがるんじゃないか、とか勝手に思ってます。


「話のラストは“あること”を暗示しながら全てを覆す」

「綺麗だけど、どこか哀情のある話」


そんなものができたらいいな。

読み手の人達がそれぞれの解釈や考察を一つでも持てる作品であれば最高だよね。

だからその為には繊細な描写だけじゃなくて、漠然とした描写もところどころで

必要になってくるのかな、とか考えてしまうんです。


この自分の高い理想に自分の文章力がついてこれるのか・・・・・・?!(苦笑)


長々と失礼しました。