アドビ(株)は2023年12月18日より、「Adobe Illustrator」が起動しないとの報告が複数ユーザーから寄せられていることをカスタマーサポートの公式X(旧Twitter)で明らかにした。

しかし、ディーエルソフトで購入された買い切り版ソフトはこのようなトラブルが発生していない。そもそもネットと繋がらないバージョンだから、外部と通信しない仕様になっている。

 

Windows版Illustrator:起動しないトラブルの報告が相次ぐ

 Windows版Illustratorでは、アプリそのものが起動しないという問い合わせが相次いでいるという。この問題はセキュリティソフトのセキュリティ機能とIllustratorが“競合”することが原因であることが多く、ほとんどの場合はアプリが使うフォルダー、あるいは実行ファイルそのものをスキャンの「例外」に加えることで解消できる。  ただし、フォルダーや実行ファイルを例外に加えることには一定のリスクもあるので注意したい。

  具体的なケースとして以下のような例が挙げられている。

 ・起動コマンドを実行しても反応しない 

・1度起動した後、タスクが残ってしまい起動できない 

・何らかの更新やアップデート後に「Illustrator」が起動しなくなる 

・2度目の起動時にプラグインが見つからない旨のエラーが表示される 

 同社は、これらの現象の多くはセキュリティソフトとのデータ競合が原因であるとしており、対処方法としてセキュリティソフトのウイルス検索から、以下のフォルダーを除外することを推奨している。

 ・C:Program FilesAdobe 

・C:Program FilesCommon FilesAdobe 

・C:Program Files (x86)Adobe 

・C:Program Files (x86)Common FilesAdobe 

・C:ProgramDataAdobe 

 また、フォルダーを指定できず、ファイルごとに除外しなければならない際は、「Adobe Illustrator 2022」の場合、以下のファイルを指定すればよいとのこと(「Adobe Illustrator 2023」の場合は「2022」の部分を「2023」へ置換して指定する)。

・ C:Program FilesAdobeAdobe Illustrator 2022Support FilesContentsWindowsIllustrator.exe 

・C:Program FilesAdobeAdobe Illustrator 2022Support FilesContentsWindowsAIRobin.exe 

・C:Program FilesCommon FilesAdobeMicrosoftEdgeWebViewmsedgewebview2.exe

 

macOS版Lightroom Classic:最新OSで一部機能が使えない事象

 macOS版Lightroom Classicでは、macOS Sonoma 14.2の環境において以下の機能が正常に動作しない事象が確認されたという。

 ・モバイルデバイス/カメラからの直接読み込み

 ・OS標準の「Image Capture(イメージキャプチャ)」アプリを介して取り込んだ画像は編集可能 SDメモリーカードからのデバイスとしての読み込み 

・読み込みウィンドウの「ファイル」からSDメモリーカードを選ぶことで読み込み可 カメラのテザー(遠隔)撮影

 ・回避策なし

  アドビでは、現在Appleと連携して上記の不具合の解消に向けて対応している。特にカメラのテザー撮影については不具合の回避策がないため、解決するまでの間はOSのアップデートを見合わせることが推奨される。

 

アドビ 買い切り特別バージョン Windows版

アドビ 買い切り特別バージョン Windows版

●一度購入すれば、毎月料金を支払う必要はありません。(買い切り型特別バージョン)
●Windows10、Windows11 で動作確認済みです。
●新規インストール版なので、アップグレード版ではございません。
●2回クリックでインストール完了できますので、未経験者でも大丈夫です。

●スタンドアロン版なので、永続版(永久ライセンス)になります。

●個人で常連のお客様におすすめです。

●「最新バージョンは購入検討するけど、月額定額制だと契約したくない」というお客様には最適です。

 

画像付きインストール手順をご確認できます。

 

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