良妻賢母についての考察です。

 

良妻賢母で有名な女性は

土佐藩初代藩主山内一豊の正室だった

山内千代(1557年~1617年)でしょう。

晩年、夫が亡くなった後は

出家して見性院(けんしょういん)という

法号を受けています。

 

彼女が生きたのは安土桃山時代で

400年ぐらい前の時代です。

武将の妻だった人が

現在でも高知城にその像が存在しています。

これだけでも極めて突出した女性だったことが

想像されます。

 

有名な逸話として

嫁入りの持参金(黄金十枚)を用立てて

夫である一豊の欲しがった名馬を購入しました。

軍馬を集めて検分する馬揃えの際に

信長に認められ、一豊の出世のきっかけになりました。

(現在の価値だと200万円程度と言われています。)

 

1600年7月

大坂の石田三成は

家康に味方しそうな大名の妻子を人質に取り

家康方の動きをけん制しようとしていました。

その時に、大坂城より千代に書状が届きます。

この書状は三成へ味方を促すもので

一豊に届けるように使者はいいます。

千代は夫にその書状を届けますが、

それとは別に2通の手紙をしたため

1通を届けられた未開封の書状と共に文箱に収め

もう1通を使者の笠の緒にねじ込んで届けさせます。

これが笠の緒文と言われるもので

「自分は、人質になれば自決するの覚悟なので

 心置きなく徳川氏に忠誠を尽くすように。」

とのアドバイスでした。

 

一豊は

文箱の文を未開封のまま家康に届けます。

この件で一豊は家康の絶大な信用を得ることになり

関ヶ原合戦後

土佐一国を与えられます。

千代の機転を利かした行動と

筋の通った決断力が

夫を一国の大名に出世させました。

 

これらの逸話から学んだ教訓としては

千代は

名馬を購入することが

戦国武将にとって必要な武器であること

を理解していました。

現代的には

夫が将来職場で必要になるスキルについて理解し

その習得に援助するといった事かもしれません。

結婚当初

資金は潤沢でないため

書籍購入は家計を圧迫しますが

大切な先行投資と考えて

夫が必要とする書籍については

存分に購入させてあげて欲しいですね。

 

上司をはじめ職場における信用の度合が

その人の出世を決めるといっても過言ではありません。

その人の信用限度が出世限度に比例します。

現在は武漢ウイルスのお陰で

営業上の付合いで

帰宅が遅くなることはあまりないと思います。

残業や付合いで帰宅が遅くなっても

信用を得るための仕事の延長と考え

夫を理解してくれる妻は

本当にありがたいものです。

 

今は大体共働きで

家事も共同で行われていることが多いと思いますが

夫を立てるという

人間としての賢さを磨いて

夫の出世を喜べる妻の存在は

とても貴重な存在です。

男から見た良妻賢母の条件として

考えてみました。

うちの妻には本当に感謝しています。

何らかの参考になれば幸いです。