一時、話題になった
加計学園問題
岡山理科大学の今治キャンパスに
獣医学部の設置認可をめぐり
「特別の便宜」が図られたかどうかで
与野党の議論が繰り広げられたが
設置認可が下り
2018年4月に開学した問題です。

安倍首相に対する忖度行政の真偽は別として
西日本に獣医学部が少ないことは事実であり
今治市は
BSEの検査体制や鳥インフル対応などに関して
畜産部門の獣医師が不足していたため
十分な対応ができず
需要が拡大する状況でした。

しかし、
文部科学省は
1966年の北里大学の獣医学部新設以来
既存権益を守るため
獣医学部の新設を認めず
獣医師数を抑制していました。

獣医師養成系大学・学部の新設に関して
以下の内容が「日本再興戦略」として
平成27年6月30日 閣議決定されています。
「現在の提案主体による既存の獣医師養成でない構想が具体化し
 ライフサイエンスなどの獣医師が
 新たに対応すべき分野における具体的な需要が明らかになり
 かつ、
 既存の大学・学部では対応が困難な場合には
 近年の獣医師の需要の動向も考慮しつつ
 全国的見地から本年度内に検討を行う。」

日本獣医師政治連盟としては
現状では
獣医師養成系大学・学部の新設はできないという
見解を示していました。

確かに

閣議決定の文言を読む限り
既存の大学・学部で対応が困難な場合など
想定できないので
その通りだと思います。

しかし、
開学3年目の岡山理科大学獣医学部は
定員割れしていません。

既存権益を守るため
参入障壁を作るのに
政治家を利用することも
その参入障壁を突破するために
政治家を利用することも
望ましいことではないと思います。

憲法第23条には
「学問の自由は、これを保障する。」
と述べられており
学問研究の自由として
何を研究するかは自由であり
研究発表の自由も
教授の自由も
基本的に認めれています。

私塾でしかなかった
松下村塾から
優秀な人材が多数輩出された事実を
しっかり受け止め
文部科学省は
国公立大学は別として
学問研究の自由を阻害するような
私立大学の認可行政に
関与すべきではないと考えています。
教科書検定などもってのほかです。

日本企業の国際競争力が低下している原因は
文部科学省にもあるはずです。
人気のある大学や学部には
教授も生徒も集まり
人気のないところは
集まらない。
それが健全な競争だと思います。

役人の天下り先確保のため
現状のまま認可行政を続けていけば
文部科学省の存在自体が疑問視され
将来的になくなることも危惧されます。

日本再興戦略としては
極力規制を排除し
組織も個人も
健全で自由な競争の下
切磋琢磨していくことだと考えています。
サミュエル・スマイルズの
自助論が
再度、わが国で読まれ始め

不必要な許認可行政が

我が国の経済的発展を阻害しないことを
希望しています。