釈尊の予言についての考察です。

生前、様々な法を説かれた釈尊ですが、
不妄語(噓をつかないこと)を
戒律として述べられた釈尊自身が
未来のことについて語った内容は
単なる予言ではなく
時空間を超えて
未来を見通した事実を述べていると
解釈すべきであると考えています。

未来について
釈尊が述べておられる経文に
「大方等大集月蔵経」の「法滅尽品」があります。
以下にその概要を記載します。

東西南北の国王が互いに戦争をし侵略を行う。
人民、僧侶は殺戮し、女は犯し、町は焼き払い、寺院を壊し寺宝を盗む。
虚空中に大音声が響き渡り、大地が震える。
全ての物が揺れ動き、その様子は水に広がる輪のようである。
城壁は砕けて落下し、家屋はことごとく折れ、へし曲がる。
樹木の根も実も折れ尽きる。
やっと手に入れた食べ物も毒を含むらしく、味もなければ栄養もない。
悪疾が次から次へと流行する。
太陽と月は光を失い、星の位置が変わる。
白い虹が太陽を貫く凶兆があると、大地は振動し、水は涸れ、不時の暴風が起こる。
農作物は成熟せず、打ち続く日照りで、僅かばかりの水溜まりも干上がり、土地はヒビ割れる。
餓死者はあとを絶たないが、偽政者は権力争いに終結して互いに傷つけあい、損ねあうことしかしない。
人は求道の為にではなく、生活の為に出家する。
僧となって以降は、ひたすら名利を追い求め、
学問修業はせず、経より娯楽の雑書を好み、
戒律を捨てて女性と戯れ、衣服を着飾り、名利の為には俗塵にまみれた営業も厭わない。
法が滅しようとする時、
五逆の罪を犯す者が多く現れ、世が濁り、魔道が興り、盛んになるだろう。
悪魔が僧侶となり、仏道を乱し、破壊するだろう。
魔僧は俗人の服を着て、袈裟も五色の物を好んで着る様になるだろう。
下男が比丘となり下女が比丘尼となるから、道徳もあるはずがない。
これらの人は淫乱で、男や女の区別をしないだろう。
半月ごとの布薩の日に戒経、戒本の読誦をイヤイヤながら行い、怠けて聴こうとはしないだろう。
経典を習わず、たとえ読める人がいたとしても、その字句の意味を知らないだろう。
役人は道理に適わない税を取り立てようとする。
この為に人々は反乱を起こし、その機に乗じて利を得ようとする。
悪人は海中の砂の如く多く、善人は非常に少なく、一人か二人しかいなくなるだろう。
法が滅しようとする時、女人は精進し、男子は怠けて仏の教えを用いず、
目に僧侶を見ること、糞土を見るが如くで、信心などは全くないだろう。
世界がなくなろうとする直前に月日が短くなるだろう。
このため、40歳で頭が白くなる。
男子は長生きしても60歳だが、女子の寿命は長く、7、8、90歳、あるいは100歳になるだろう。
法が滅尽しょうとするその時、諸々の天は涙を流し悲しむだろう。
雨が降らないため、五穀は実らない。
病気が流行し、死する者は多く、人々は苦しむだろう。
大水がにわかに起こり、終わることがないだろう。
世の人々は仏法を信じないため、この世は永遠にあると考えるだろう。
富める者、賎しい者を問わず、全ての者が水に溺れ、漂い、魚等に食べられてしまうだろう。
時に菩薩、びゃく支、阿羅漢(三乗)は、多くの魔僧に追い立てられ仏教の集まりにもあずかれない。
このため、阿羅漢は山の中に福徳の地を求め、そこで自分達だけで法を守り、それを喜びとするだろう。
この人々の寿命は延び、諸々の天が守護するだろう。
一方、月光菩薩が世に現れ、52年間、仏法を興すであろう。
首顎厳経や般舟三昧経が人々を教化し、やがて滅し去るだろう。
次いで12部経が現れるが、次第に滅し、その文字さえ見る事が出来なくなるだろう。
法が滅する時は、たとえてみれば油燈の油がなくなる時に、炎が一瞬、明るく燃え上がるようなものである。
これから後は説くことができない。

要約すると
釈尊入滅後、最初の千年間は
「正法の時代」と言って
釈尊の教えが正しく守られている時代です。
次の千年間は
「像法の時代」といい
教えや修行は伝えられても
悟りを開く人がいなくなり、世が乱れていく時代です。
その後、「末法の時代」が訪れ
「法滅尽の時代」になります。
この時代は教えも形骸化し、修行する人も悟りを開く人もいなくなり
人々は慈しみの心を忘れ、私利私欲に走り悪行を重ね、争いが絶えない世の中となります。
奇病が蔓延し、天変地異による災害が起き、
国家同士の戦争が起きてきます。
自然は破壊され、水源は枯渇し、大干ばつや洪水などが日常茶飯事となります。
農作物は実らず、大飢饉に苦しみ、多くの人々が死んでいく時代です。

五逆の罪」とは

父殺し、母殺し、阿羅漢(悟りたる者を殺す)、僧団を破壊する、仏を傷つけ出血させることを指す。

一方
『大乗涅槃経』で
「わたしの入滅後、56億7000万年後には、
 わが正法を救うために弥勒菩薩を天上より下生させ、
 一切衆生を救うであろう」とも語っています。

釈尊は
悟りを開いて三明を得ていましたので
上記の内容は単なる予言ではなく
釈尊が明確に見た将来の姿であると思います。
しかし、
釈尊が
何年後のどの地域に焦点を合わせて見た世界なのか
記述がないので明確には分からないため

推測するしかありません。

地震や洪水、干ばつ、飢饉、戦争は
地上にいる人間の集合想念が曇ってくると
周期的に起きてきます。
これらの厄災が地上に現象化するとき

規模の大小はあっても
釈尊の予言内容に酷似することは否めません。

日本であれば
大仏が建立させた奈良時代
疫病、戦、地震が発生し
聖武天皇の発願で
国家プロジェクトとして
東大寺が建立されております。

鎌倉時代の元寇来襲時代
地震、疱瘡、賀茂川の氾濫や
冷害、洪水、旱魃で寛喜の大飢饉が発生しています。
日蓮などの高僧もこの時代を末法と位置付けています。

江戸時代であれば
江戸を焼き尽くした明暦の大火、
宝永の富士山大噴火、
天明の浅間山大噴火、
天保の飢饉、安政の大地震など
釈尊の予言に酷似した大災害が発生しています。

近年であれば
1918年から世界で大流行したスペイン風邪
世界中で約4000万人が亡くなり
日本でも約38万人が死亡
5年後の1923年に関東大震災が発生し
10万人の犠牲者が出たと言われています。

その後も
大東亜戦争末期の原爆投下
1945年
8月6日に広島のウラン原爆
8月9日に長崎のプルトニウム原爆
2発の原爆による死亡者数は
後遺症も含め
2019年時点で約50万人が亡くなっています。

1995年1月17日の阪神・淡路大震災
2011年3月11日の東日本大震災
昨年の台風被害
今年になってからの
武漢ウイルス感染拡大や
7月の豪雨災害

これらの状況は日本に限らず
隣国の中国でも

大洪水、イナゴの大発生等

さらに酷い状況が発生しており

武漢ウィルスの世界的拡大は

今後も広がることが想定されています。

 

いずれも
釈尊が表現している末法の状況に酷似しております。
言葉を換えれば
釈尊入滅後2500年の間に
プチ末法の時代は何度もあり

その都度

天上界から菩薩たちを下生させ

救済の機会を与えてくれたと考えています。

 

しかし

文明の発展と共に
世界が一つになりつつある現在は
被害も世界規模で起きてくると思われるので

仏陀が下生される時代は

現代であると思います。

 

過去の7人の仏陀が説いた教えは

いつの時代にも役立つ普遍的な教えで

七仏通戒偈( しちぶつつうかいげ) と言われています。

諸悪莫作(悪い事はしない。)
衆善奉行(善い事をする。)
自浄其意(すると心は清らかになる。)
是諸仏教(これが仏陀の教えです。)

 

この時代に仏陀が再誕しているなら

同じ内容を世界規模で説かれているはずです。

仏陀の証明は教えにあります。

大海を泳ぐ盲亀が浮木に出会うくらい

仏陀に合う確率は低いといわれていますが

仏陀を求める心があれば必ず出会えると思います。

 

皆様方が今世

仏陀に巡り合えることを

心から祈念しています。