悪の発生原因についての考察です。

神がこの大宇宙を創造されたとしたら
なぜ、悪がこの地上に存在するのか。

悪がこの地上に存在することは
明白なので、
神の存在を否定する
もしくは
神は不完全な存在である
あるいは、
このような不完全な存在として
人間を創造された神は
意地悪な存在だと
考えている人は
結構いるのではないでしょうか。

悪の発生原因について
考えたいと思います。
神が自分に似せて
人間を創造されたのであれば
我々にも創造の自由が
与えられているはずです。
自由が自由であるためには
何等の規制もないことを意味しています。
もし、悪を犯さないように最初から
組み込まれているなら
悪はこの世に存在しませんが
それは、不自由であることを
意味します。

また、
悪は一人では発生しません。
必ず相手の存在が前提となります。
つまり、
悪とは、
それぞれの人が有している
自由と自由の相克によって生じる
「ゆがみ」
なのです。

例えば、
歌を歌うこと自体は悪ではないでしょうが、
学校の授業中に
自分の自由を行使して
大声で歌い出せば
それは、悪になります。

人・時・所の不適合によって
悪は生じるものなので
悪を「存在論」として考えるのではなく
「機能論」として捉えるべきだと思います。

前述の例でいえば、
放課後の
誰もいない教室で
歌を歌うことは
悪にはならないでしょう。

この3次元世界では
肉体を纏っているため
それぞれの人が
何を考えているかは
なかなか分かりません。

思考に基づいた
目に見える
結果行為となって
初めて善悪が判定されます。
自由の行使を間違った者たち
周囲の人たちのことを考えず
自我我欲のみの不調和な行為が
悪と判定されることになるのです。

当初、
あの世には地獄はなかったと言われています。
この3次元世界を機縁として
悪は発生します。
間違った思考や行為をなした者が
死後
悪霊や悪魔となって
地獄を形成することになったのです。

あの世では
肉体はないので
心はガラス張りとなり
その人の考えていること
イコール行為となり
誰の目にもはっきり
分かってしまいます。
そのため、
悪霊と善人は
同じ場所に居住できないため
天国と地獄が分かれているのです。

これは、
神の責任ではなく
自己責任の結果なのです。

しかも、
神は、
地獄に落ちた魂を
消失させることなく
更生の機会を
辛抱強く待っている
慈悲の存在そのものです。

この世で
悪を一度も侵さない人は
いないはずです。
悪を犯したと自覚したら
反省をし
神に詫びることが
真の意味で
自分を救うことになります。

悪の発生原因について
参考になれば幸いです。