昨日の憲法で少し触れた

聖徳太子の十七条憲法第2条の

三宝についての考察です。

 

実際の第2条は以下の通りです。

 

二曰、篤敬三寶。

々々者佛法僧也。

則四生之終歸、萬國之禁宗。

何世何人、非貴是法。

人鮮尤惡。能敎従之。

其不歸三寶、何以直枉。

 

二に曰く、篤く三宝を敬へ。

三宝とは仏・法・僧なり。

則ち四生の終帰、万国の禁宗なり。

はなはだ悪しきもの少なし。

よく教えうるをもって従う。

それ三宝に帰りまつらずば、何をもってか枉(ま)がるを直さん。

 

当時は、仏教の伝来をめぐって

蘇我氏と物部氏が戦争をして

国を二分するようなことになっておりました。

原因は異なりますが

アメリカの南北戦争にも匹敵する

Civil War でした。

聖徳太子・蘇我馬子の連合軍の勝利によって

仏教が日本に入ることで

日本の文化は高度に発展していきます。

 

聖徳太子は

自分でも仏教の講義ができる

哲人政治家でした。

聖徳太子の英断が

その後の日本文化の基礎を

築いたのです。

 

三宝の仏とは

仏教の開祖

ゴータマ・シッダールタ

釈迦牟尼仏です。

釈尊伝で

釈尊が自分のことを

天上天下唯我独尊

と言った記述があります。

これは、釈尊の悟りが

天上界の神々の悟りを超えていた

ことを意味しています。

梵天が現れて

3回、釈尊が悟った教えを

説いて下さいとお願いした

梵天勧請の話もあります。

 

キリスト教のイエス様の場合は

自分の上に天なる父が存在している

ことが聖書に残っており

自分よりも上位の霊が存在していることを

意味しています。

 

イスラム教のムハンマドは、

アッラーの言葉を預かっている

預言者であり

ジブリールという天使から受け取ったものが

コーランとして残っているのです。

 

これらと比較すると

釈尊の悟りは

人類最高の悟りであり

この地球霊系団の最高人霊であることが

推測できます。

 

法宝とは、

釈尊が説かれた教えです。

八万四千の法門と言われるほど

入寂するまでの45年間で

釈尊は多くの教えを残してくれています。

多くの人々の気根に合わせた

救済の教えは

釈尊の慈悲と熱意の結晶です。

 

僧宝とは、

釈尊の教えを学び

仏道修行している

仲間です。

僧団があることで

釈尊の教えを後世に伝え

多くの人々を救済していけるのです。

悟りは個人に付随するものですが

多くの仲間と共に修行することで

自分も仲間も魔から守れるという

利点があり、

和合僧破壊は重大な罪なのです。

 

このように、三宝は

仏・法・僧の順に尊い宝です。

釈尊が帰天しても

仏宝は釈尊です。

二代目以降は

僧宝の長に過ぎません。

釈尊在世時であれば

状況の変化とともに

釈尊自身が法の修正をすることは

可能ですが、

帰天後は、

釈尊の説かれた

「永遠の法」「普遍の法」を改ざんすることは

罪になります。

残された教えを基に

自灯明で

自分の生きていく道を照らしながら

迷える衆生を救済していくことが

釈尊が弟子たちに教えていたことです。

 

正しい三宝理解の

きっかけになれば幸いです。