我が国の憲法についての考察です。

憲法とは、
その国の統治機構や統治者及び為政者、
また国民の義務や権利について
記載されたものであり、
前文にその国の成立過程や政府樹立の目的などが
記述されたものです。

我が国最古の憲法といえば
聖徳太子の十七条憲法です。
この憲法が明治維新までの
日本人の行動規範を定めていたのです。

その後、
ドイツのプロシア憲法を参考に
伊藤博文・井上毅らが起草して
1889年に「大日本帝国憲法」が制定されました。

敗戦後、
GHQの草案を基に
1946年11月3日に日本国憲法が公布され、
翌年5月3日に施行されたのが
現行憲法です。

しかし、GHQの行為は
ハーグ陸戦条約の第43条
「国の権力が事実上占領者の手に移った上は、
 占領者は絶対的な支障がない限り、
 占領地の現行法律を尊重して、
 なるべく公共の秩序及び生活を回復確保する為、
 施せる一切の手段を尽くさなければならない。」
に違反しています。
(この条約は現在でも有効です。)

我が国の憲法改正論議は
第9条をめぐり
賛成論、反対論等議論されています。
昨今の武漢ウイルス蔓延により
忘れ去られている感がありますが
憲法改正をしていない国は
日本だけです。

時代の変化とともに
我が国を取り巻く
世界情勢も変化しており
科学技術の進展による
生活様式も変化しているため
現行憲法も制度疲労している個所は
存在します。

当然、改正すべきであると思います。

例えば、
憲法前文の
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
 われらの安全と生存を保持しようと決意した。」
とありますが、
我が国の近隣国には
ミサイルを撃ったり
日本の領土を
核心的利益に属すると
宣言する国が存在しており
平和を愛する諸国民ばかりでないことは
明らかです。

我が国は、改正のハードルが高いため
憲法解釈を変えることで
実質的な改正をしてきたとも言えますが、
あまり姑息な手段を弄せず
正面から国民に問いかけて
改正すべきだと考えます。

しかも、
現行憲法は、103条もあり
法律に属する内容も
かなり含まれています。

前半に記述した
十七条憲法を
読み返してみると
この憲法のすばらしさが
改めて理解できます。
あまり細かい内容を
憲法に盛り込まず
国民が暗唱できる条項に
絞り込むことも
大切だと思います。
(憲法学者の仕事がなくなるでしょうが・・・)

あまり、次世代に負担を残さず
現状の国内外の状況に応じた
憲法改正がなされることを
切望しています。